日曜の午前、妻との会話 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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僕:悪党って勤勉なんだよなぁ。

  研究熱心だし。

妻:それ、同意出来ないわ。

  前にも善人は怠惰過ぎるとか言ってなかった?

僕:う、うん。

妻:本当に彼らが勤勉で研究熱心だと思ってるの?

  親が金持ちで、

  人脈があるだけじゃないの?

  ロビイングには長けてるかもしれないけれど。

僕:そうだね。確かにアイツらは金持ってるけれど、

  市民は人数が多いんだし

  少額でも集めれば大きな額になるから

  対抗出来ると思うんだよ。

  だからもっと智識を身につけて、

  投票に行かないと太刀打ち出来ないと思う。

妻:一般の人は、生活や子供のことで

  頭がいっぱいなんじゃないかしら?

僕:でも、通勤電車の中で本読むとか、

  テレビを観る時間を減らして

  社会の事について考えるとかした方がいいんじゃないの?

妻:飲みに行って憂さ晴らししてないでね。

僕:悪い現実から逃避せず、

  現実をより良い方向に変える方法を考えないと・・・。

妻:状況を良くする為に時間を使わないとね。

 

外は、快晴で、

穏やかな風が木々を揺らしている。

絶好のビーチ日和だったけど、

僕たちは火曜日を休暇にしているので

水辺に行く事を諦めた。

 

早朝に散歩に連れて行けとせがんでいた愛犬が

今は自分のベッドで熟睡している。

時刻は午前11時半。

 

いつもは聴こえる鳥達の声が

今日は聴こえない。

風が速度を増し、

木の葉が騒めく音が

部屋の中にまで届いて来る。

 

僕は、

湖畔の、

波打際にいる錯覚に陥っていた。

 

2020年6月7日