重度のアトピーになってしまった私は季節の変わり目なんかは得にひどく、目も開けられない程のむくみと痒さ、見た目の変わりように落ち込んでいました。
しかし、仕事がいっぱいいっぱいでその間はそんな事考える余裕もありませんでした。
変わりにストレスから過食症になり(栄養士なのに)1年で10キロも太ってしまったのでした。
あるとき、叔母の紹介で県立病院の東洋医学研究所を進められて通う事になりました。
なんでも、叔母の故郷の友人がその内科の先生で、「いい先生だから~」と紹介されました。
はっきり言って、大学病院でも治せなかったんだからいっても意味がないんじゃないかと、大して期待してませんでした
片道2時間くらいかかるので、仕事も休まないといけないし・・・とか躊躇してたんですけど思い切って行ってみる事にしました。
まず、受付で問診。さすが、東洋医学なので、生活習慣からちょっとした不調まで細かく記入します。何ページにもわたって記入するのがしんどくなるほどでした。
最初に鍼灸です。その問診を元に直接話をしながらしてくれました。なんせ初めての「針」なのでもうドキドキです。針が自分の体にささる経験なんて、縫い物してて間違って親指に刺すくらいなものです。それでも痛いの何のってそれを故意に刺すってどんだけ痛いんだろう
ってビクビクしてました
感想としては、何だか金槌みたいなもので背中にトントン入れられてる感じはあるのですが、痛くないのです
そうかぁ~これがツボってやつかぁとか思いながら、ちらっと背中を見ると、10本近くの長い針が剣山のように突き刺さってるではないですか
そして、「もぐさ」をその上に刺し、火を付けてお灸もしました。これが気持ちいい
毎回寝てました
足の裏に直接するお灸は痛くなるまで何十回と繰り返してしてくれます。私の汚い足の裏を触らないといけないので申し訳ないと思いながらも鍼灸師さんは丁寧にしてくれました。
痛くなったらすかさず「痛いです」と言わないとどこまでも続きます。
「痛くなったら声かけてくださいね」と言われても、どこまでの痛さだろうとか考えて、結局我慢できるぎりぎりまでしてもらってたのでした
その後は先生による診察です。
叔母の友人という先生は恰幅が良く、優しそうな先生でした。
まず、皮膚の状態を見てもらい、寝転んで胃腸の状態もみてもらいました。
すると、腸がかなり冷えているとのこと。
学生時代もネットで解決方法を探っている時に「腸」がとても大事だと認識はしており、マクロビオティックスにはまった事もありました。
しかし、就職してから忙しく、ストレスから過食症にもなり、自分の身体を大事にしていなかったと思います。
最後に私にぴったりの漢方薬を処方してもらい、オーダーメイドで作ってもらいました。
一つは皮膚の荒れに効くもので煮出して飲むタイプ、もう一つは胃腸の冷えにきく粉末をお湯で溶かして飲むタイプです。
煮出して飲むタイプのはめちゃくちゃ苦くてまずかったです
粉末タイプは生姜湯をもう少し漢方っぽくしたような味(曖昧ですみません)でした。
驚く事にこれを飲み始めて4ヶ月後に顔の腫れやただれがひいてたんです
病院には2週間に1回くらい通院してまして、良くなるにつれ、受診頻度が少なくなりました。
漢方すげぇと改めて内側からのアプローチが大切な事を身を持って体験しました。
食事は長期間続けないと効果がわかりませんが、さすが漢方は劇薬と言われるだけありますね。
おかげで私の顔事情もすっきりしておしゃれが出来るようになりましたヘ(゚∀゚*)ノ
あでも自己流の漢方は危ないので必ず専門家にみてもらってからしましょうね