最新のWBSC世界ランキングが発表される | 欧州野球狂の詩

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日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 世界野球・ソフトボール連盟(WBSC)が、2015~2018年にかけて開催されたU12からフル代表世代までの国際大会を基に算出した、最新の世界ランキングをこの度発表しました。

 

 今回のランキングでは、トップ10に米大陸・アジア・オセアニア・欧州の四大陸から国・地域がランクイン。近年続いている野球界のグローバル化が反映された結果となりました。対象となるWBSC公認大会はU15W杯、アジア大会、中央アメリカ・カリブ競技大会、東アジアカップ、南米選手権、アジアおよび欧州で開催されたU18およびU12の大陸選手権、U12パンアメリカン選手権、東欧で開催されたバルカンチャンピオンシップなど、実に250試合に及びます。

 

 「このランキングは、野球が世界中においてエリートレベルでプレーされていることの証左だ。そこにはキーターゲットである欧州やオセアニア、そして進境著しいアフリカといった地域も含まれる」と、WBSCのリカルド・フラッカリ会長はコメントしています。「現在進んでいる地球規模での発展は、2020年東京オリンピック以降に待ち構える24年のパリ、あるいは28年のロサンゼルスといった大会における、野球とソフトボール両競技のエキサイティングな姿をより後押ししてくれるだろう」

 

 今回のランキングで引き続き1位を飾ったのは、パナマ・デビッドでのU15W杯とメキシコ・アグアスカリエンテスでのU12パンアメリカン選手権を制したアメリカ。今年2月から変わらず世界王者としての立ち位置をキープしました。2~4位に入った日本・韓国・キューバの3か国も引き続きポジションを維持しましたが、日本はアメリカとのポイント差を416から270にまで縮めています。日本は今年国際大会での優勝こそなかったものの、インドネシア・ジャカルタでのアジア大会で準優勝、台湾・台北でのU12アジア選手権で3位、U15W杯で4位と各年代で安定して上位に入りました。韓国はアジア大会とU18アジア選手権で優勝、U12アジア選手権で2位と個別の大会では日本をも上回る成績を残したものの、U15W杯では予選落ちしポイントを逃したのが響いた模様です。

 

 

 今回のランキングで最多となる645ポイントを積み上げ、メキシコに代わって世界5位に躍り出たのが台湾。U12アジア選手権優勝、U18アジア選手権準優勝、U15W杯とアジア大会ではともに3位と、素晴らしい戦いぶりを見せました。欧州最高位のオランダは、新設のスーパー6での優勝により2つ順位を上げ、世界7位にランクイン。オーストラリアとカナダを追い抜きました。オランダはU15W杯でも、オーストラリア(9位)を上回る総合8位にランクインしています。コロンビア・バランキージャでの中央アメリカ・カリブ競技大会を制した10位プエルトリコ、11位ベネズエラ、12位ドミニカにはそれぞれ変動はありませんでした。

 

 ここまでに挙げた12位までが、2020年東京五輪予選として開催される来年のプレミア12に参戦予定です。なお、今年度はあと1回ランキングの更新が予定されており、そこで加算されるのはバランキージャとモンテリアのコロンビア2都市で開催される、U23W杯でのポイント。ここでの積み重ねが、ボーダーラインの国々にとっては来年の大会に逆転で出場する文字通りラストチャンスとなります。最新のランキング上位12か国と、最も順位を上げた国及び積み上げたポイント数でのランキングは下記のとおりです。

 

世界ランキング

1.アメリカ(5515pt)

2.日本(5245pt)

3.韓国(4534pt)

4.キューバ(3495pt)

5.台湾(3165pt)

6.メキシコ(2672pt)

7.オランダ(2263pt)

8.オーストラリア(2233pt)

9.カナダ(2142pt)

10.プエルトリコ(1849pt)

11.ベネズエラ(1809pt)

12.ドミニカ共和国(1481pt)

 

順位上昇数ランキング

1.インドネシア(31位、16位UP)

2.スリランカ(41位、11位UP)

3.チリ(50位、10位UP)

4.ジョージア(58位、10位UP)

5.ウクライナ(34位、9位UP)

6.アイルランド(42位、9位UP)

7.ネパール(65位、8位UP)

8.フィリピン(33位、7位UP)

 

 

年間ポイント獲得数ランキング

1.台湾(645pt)

2.日本(636pt)

3.アメリカ(490pt)

4.パナマ(398pt)

5.韓国(376pt)

6.キューバ(343pt)

7.中国(317pt)

8.ブラジル(287pt)

9.オランダ(261pt)

10.ドミニカ共和国(254pt)

 

 

ソース:

https://www.mister-baseball.com/americas-asia-europe-oceania-represented-top-10-latest-wbsc-baseball-world-rankings/

 

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