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国際結婚ブログを読みますと、「うちのフィリピン人のヨメは働き者だ」とで大変自慢している記事があります。
その記事には、朝早く起きて、食事を作って、弁当も作って、片付けもしてから、働きに出掛けてと甲斐甲斐しく働くている姿が描かれています。

よく読んでみますと、そういう風に働いて、それで得たお金は、彼女がほとんどフィリピンの家族に送金しています。

このブログをお書きになった日本人の方には、何の落ち度も見当たりません。
日本国憲法に照らしても合法的な立派な婚姻です。

しかし、そんな日本人が自慢している婚姻であっても、私は、この婚姻を「正しい結婚」ではないと申し上げます。
その理由は、これまでのブログでお話ししていますとおり、その日本式の婚姻はフィリピンには無いし、その婚姻はフィリピンでは失敗の結婚だからです。

「よく働くヨメだ」と言われますが、働き者のフィリピン人なら世界中に見付かります。
香港、台湾、中東そして日本に、何れもメイドや単純労働者であることが特徴です。

そのヨメは日本人の配偶者ではないのか、と疑問を持たれる方のご意見ももっともですが、それはビザの種類のことで、そのヨメは、実質的には、メイドプラス単純労働者なのです。

フィリピン人の配偶者が妻ではない何よりの証拠は愛が無いからです。
日本人配偶者には愛が無くても立派な婚姻ですが、フィリピン人にとっては愛が無い婚姻は「正しい結婚」ではありません。

日本人の子供も産んで育てているのではないかと疑問を持たれる方のご意見ももっともですが、日本にメイドの出稼ぎに来たついでに、ご主人様の子供も産んでいる状態ととらえるのが正確なのです。その証拠に彼女は、給金はほとんど本国に送金しています。

愛があるフィリピンの「家族」に送金する目的で、日本に出稼ぎに来ているのが正しい理解なのですが、当の日本人だけ結婚生活と本気で信じています。

しかし、婚姻している日本のあなたの家族に、もし愛があれば、彼女は、彼女の稼ぎは家計に全部入れて、日本の家族を支えるはずです。
あなたの家族にも愛が有るけれど、フィリピンの家族にも愛が有ると言うように、いい加減に考えてはいけません。

このように私が申し上げますと、「心配でうちのヨメに尋ねてみたらそんなことをヨメは言わなかった」と言う方が居られましたが、フィリピン人は、日本人の夫に対して言葉ではどうとでも言えることをすでに学習しています。

ところがそのフィリピン人のヨメは、本国のフィリピン人に対しては言葉だけでは通用する世界では無いことを誰よりも良く知っています。それで、自分を犠牲にしても一生懸命に日本で働いて送金します。

フィリピンは、日本人が体験したことがないほど愛の実証については厳しい世界ですので、日本人は本当にチョロいものだともう知っているのです。
日本では、妻に愛が無くても許さる社会で、その上、お金がどんどん入って来るという夢のようなお伽話話しの世界なのです。

日本人は、愛の無い妻という自分にもどんどんお金をくれて、しかも愛を求めて来ないという世界で唯一の不思議なお人好し民族だったのです。でも、愛は売り物ではないので、そんなお人好しの日本人は、例え夫でも買うことは出来ません。

写真は、私が実際にJトピアで日本語を教えている光景ですが、左側の女性は、子供が一人いますが独身だったので、紹介された日本人と結婚する予定になり、日本語を学びに来ました。日本に渡ったらフィリピンの家族に送金することが目的です。

地球人クラブでは国際結婚の無料アドバイスを行なっています。難しい国際結婚に成功するためには良き参謀が必要です。(NPO法人国際交流ボランティア振興協会の非営利事業)