我が子がよそ様の物を盗んだら、お母さんどうしますか? | 1週間で勝手に勉強する子供に変わる、親勉!

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東京で全国から参加されるお母さん方に
『1週間で勝手に勉強する子供に変わる、楽しい家庭学習 親勉』を
お伝えしています。

1週間で勝手に勉強する子供に変わる

楽しい家庭学習法 母勉!

母勉アカデミー主宰

小室 尚子です。

お母さんたちに、ショックな事実をお話します。
子供は、大人が思っている以上に、
簡単に人の物をとってしまいます。


そう、「盗む」という行為を
ついやってしまうのです。


これは、10年間学習塾を経営してきた
私の体験談です。



「人の物を盗むなんて、
どんな悪い子でしょう?!」
と思うかもしれませんが

私の経験上、
いたって普通の生徒たちです。


父兄は教育熱心、しかも子供は
勉強が出来るタイプ。


100人あまり生徒がいた塾で、
1年に1〜2回、このようなことがありました。



何が理由なのか?を考えてみると
女子の場合は相手を困らせるために、
男子の場合はそれが欲しかったから、
というのが主な理由のようです。


女子と男子ではとる理由が、
そもそも違うので
女子は無くなると相手が困る
教科書やドリル、

男子は人気のあるキャラクターの
筆記用具や本が無くなります。


私の生徒の場合、相手は小学生なので、
すぐに誰がとったか分かります
(明らかに様子かおかしいので)。



今日は、考えたくはないけれど、
我が身に起こるかもしれない、

「もしも我が子がよそ様の物を
とってしまったら」
について、お話いたします。


このような事が発生した後、
私が、物をとった生徒と
とられた生徒を呼び出し、
話を聞くのは勿論ですが
問題は、その後。


私は、必ず双方の父兄に連絡します。


その時に、とった生徒のお宅には、
以下のように伝えます。


私から報告を受けたお母さんは
全員が全員、非常に感情的になり、
ただ我が子にどなりちらすだけになって
しまいがち。


それでは、物をとらない理由が
「お母さんが怒るから」になってしまいます。


私は、心からこの子たちに
反省してもらうために、
報告しているのです。

だから、お母さんがただ感情に
任せてどならないように、
丁寧に説明します。


お母さんたちが思っている以上に、
こういったことはあるということ、
だから、特別お宅のお子さんが
悪い子という訳ではない、

大事なことは、再犯しないこと。
これが、2度3度とあっては、いつか万引きに
繋がっていく、

そうならない為には、本人と一緒に、
お父さんとお母さんが揃って、
相手の家に、菓子折りを持って謝罪しに
行ってください
、と話ます。


なぜなら、本気でお父さんとお母さんが
謝罪する姿を我が子に見せることにより、
ただ叱られるよりも、明らかに
本人の反省に繋がるから。



ある2年生の男子は、
隣の席の子の消しゴムを
軽い気持ちでとってしまいました。


私に叱らても、
お父さんやお母さんに叱られても、
正直こたえている感じは
見られませんでした。


ところが、ある日今までにない
神妙な顔つきで、
私のところに
「先生、あの時はごめんなさい」
と自ら謝りに来ました。


「なんで謝りに来たの?」と聞いたところ、
お母さんが、友達の玄関先で泣きながら
土下座し、謝った話を始めました。

妊娠している大きなお腹で、
土下座したお母さんの姿は、
その子にとって衝撃的だったと思います。


「物をとるって、信用がなくなるんだよ。

あなたがとった消しゴムは、
数百円だったけど、
たったそれだけのことで、
それよりも大きなものを、
あなたが無くしたことは分かるよね?」


「どんな小さな物でも、盗んだから、
犯罪になるんだよ。

犯罪って、あなただけでなく、
家族にも迷惑かかるって分かったよね?

あなたの妹が、同じ小学校に入学したときに、
泥棒の妹って言われたら、
あなた妹にどう謝るの?
お兄ちゃんとして、情けなくない?」

そんな話をすると号泣しました。


小学生が物をとるのは、想像力の欠如です。
とった後にどんなことになるのか?
全く想像出来てないから、簡単に
物をとってしまうのです。


だから、それが想像出来るようになれば、
自分で自制のブレーキをかけることが
出来るようになります。


2年生の男子は、消しゴム1個が
とんでもない事態を招いたことに、
心底反省していました。


この2年生のお父さんとお母さんは、
その後、私のところにも謝りに来ました。
当然生徒も一緒です。


苦い思い出ですが、一生残る体験をしたのは
間違いありません。


この後、消しゴムをとられた生徒も
とった生徒も、何事も無かったかのように、
過ごしていました。


お母さんの本気の謝罪を見て、
とられた生徒も、そのご家族も、
何か感じたに違いありません。


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記事作成:母勉アカデミー事務局