カレッジのレッスンで教えているのが

 
コリの程度によってどこまで圧をかけてもよいかという問題です。
 
コリは元々柔軟だった筋肉が、疲労やストレスによって
 
ミクロ単位から硬くなり、それが蓄積されて
 
大きなコリへと発展していきます。
 
さらに蓄積が進むと
 
はじめは筋肉の奥の方にあったコリは
 
皮膚表面まで硬くなり
 
やがて表面が盛り上がってきます。
 
そうなると肉眼でもはっきりとコリが確認できます。
 
実はそこまでいくとかなり重症です。
 
 
 
お客様本人の感覚としては
 
最初、コリが蓄積していくと痛みとして感じられるのですが
 
それを無視していくと、最終的には無感覚になってしまいます。
 
「私、肩凝ってないです」
 
と、言う人が一番危ない状態であることもしばしば。
 
こちらが試しに少し強めに圧をかけても
 
「あまり何も感じません」
 
という応えが返ってきます。
 
そこで施術者は絶対に必要以上に圧を強めてはいけません。
 
感じないからといってさらに強い圧を加えると
 
筋肉の損傷へとつながり、大変危険です。
 
その場は気持ち良くても、揉み返しを起こしやすくなります。
 
よく揉み返しは好転反応と言われますが
 
(確かにそれも一理あります)
 
でもやっぱり揉み返しは良くないですし
 
不快なだけです…わたくしも経験あり。
 
施術する側は出来る限り揉み返しのないように施術する工夫を
 
するべきです。
 
かといって、無難なマッサージにならないようにしないといけないので
 
その圧のバランスを熟知するまでに時間がかかります。
 
感覚を養うというのはそういうものですので
 
焦らずに毎回の練習で研究を続ける姿勢をもちましょう。
 
 
さて、圧をかけても何も感じないと言われた場合
 
まずは適切な圧でコリのあるところを根気良く
 
マッサージをしてください。
 
それでも同じ部分の施術は10分を超えない方がいいです。
 
3分〜5分ほどほぐしてしてから、お客様に痛みの度合いを確認してください
 
「だんだん痛みが出てきました」
 
と言われたら緩んできた証拠です。
 
コリのMAXを越えたところが無感覚なので
 
ほぐれると今度は痛みとなって現れるのです。
 
そうなると力を少し弱めて
 
また根気よくマッサージを続けましょう。
 
1回ですべてのコリをほぐすのではなく、少しほぐして
 
次回にまた少しほぐす、そしてまた次回…
 
というように定期的に施術を受けてもらうようにしましょう。
 
体の負担も少なく、筋肉の損傷を起こす危険もなく
 
徐々に回復していきます。
 
私たちセラピストは徐々に回復へ向かわせるのが目的で
 
それを継続してもらえるように、お話をしていきます。
 
お医者様のように病気になったら薬や手術で完治させるのではなく
 
病気にならないように、定期的なメンテナンスをしてあげるのが
 
セラピストのお仕事です。
 
ですから、1回で治そうというスタンスは持つべきではありません。
 
セラピスト自身の人間力を高め
 
お客様に好きになってもらい、サロンに定期的に来ていただくことで
 
体は常に健康で、疲れもたまりませんし
 
元気にいつまでも活躍できます。
 
それをご理解いただくには、セラピストにもトーク力・・・
 
必要ですね。
 
(ディープティッシュマッサージの様子)
 

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