同業者の宮下さんの訃報を耳にしたのは今日の作業の残業中だった。
同じく作業していたSさんが「昨日の仕事中に宮下さんが倒れてそのまま亡くなったんだって」と、。
これぞ寝耳に水。
「え?」と聞き返す私。
昨日、ウチの会社で請け負っていた、私の嫌いな施工会社の仕上げ作業を手伝っていた宮下さん。
一人ではなく、ウチの若い(といってもアラフォーな男)奴と一緒。
午後3時の休憩中にそれは起きた。
以下想像(妄想)
座っている姿勢からいきなり倒れ込んでいびきのような物音。
そのまま動かなくなった(という話)。
ウチのボスに電話が入ります。
「心臓マッサージしろ」
「早く救急車呼べ」
矢継ぎ早に若い衆に指令を出すウチのボス。
そして救急車が来て搬送されるも、そのまま起きることはなかったような。
☆
昨日、私はそのボスと同じところで仕事してまして。
午後3時前に現場はあらかためどがついて、しかも電車移動だったのでそのままボスと別れて帰途に就いたので。
まるでそんなことは判らなかったわけです。
その後バタバタと何かしらあったらしく(ソリャソーダ
そして本日その話を聞きました。
宮下さんとウチの会社は「兄弟会社」みたいなものでして。
もともとウチのボスとは同じ会社で仕事していたのを、宮下さんが早いうちに独立。
その後、持ちつ持たれつの関係。
ボスとおない年だと記憶してます。
持病もあったのかもしれません(ヨクワカッテナイ
経営が大変だったのかもしれません(ヨクワカッテナイ
足が、腰が大変だったのかもしれません(ヨクワカッテナイ
とにかく大変な状態だったことは確か。
でなければ、体調があまり優れていないのにもかかわらず、作業現場に足を運ぶなど…。
あまりの突然な話に、ちょっと頭が空白化しました。
人の死なんて、サクッとくるんですね。
昨日まで元気に色々なところで会っていた人も。
次の日に「死んだ」なんて話も少なからず聞いていたのですが。
まさか、こんな近しい人の死を聞くなんて。
で。
少し考えまして。
『自分もこうやっていつぽっくりなくなってもおかしくない年齢』
『もしいつも通りに家に帰れなくなり、冷たい骸[むくろ]だけ家にたどり着くようなことになるかも知れない』
『そういう状態になってからでは遅いな』
改めて、断捨離を継続することを心に誓うのであった。
死んでから不特定多数の人がドカドカと家に上がり込んだ時、恥ずかしくない体裁を整えておきたい。
宮下さん、安らかに。