一般人がそんなに深く考え込んだって変わることなどありゃしないんだけど。

でもね、経済活性=自分の生活にかかってきますので、考えて実行しなければいけない時期になっていることだけは確か。

 

現在、私は「建築・土木」関連の仕事に従事してまして。

去年(2020年)まではそれでも何とか持ちこたえてました。

というのも、2019年の残滓が色濃く残っていたので、それに引っ張られるような仕事が続いていたのですが。

 

今年(2021年)になってkらというもの。

やはり直接的ではないにせよ、徐々に新型コロナの影響が出始めていることをひしひしと感じるまでに。

それはもちろん「生産工程の停滞」でしょう。

 

我々掃除屋としては、出来上がったモチーフを片づけ整理・整頓・清掃のルーチンでありますが故、モノができ上がらないと仕事にならないのです。

だからして、新築にしろ改修にしろ、出来上がってからが勝負。

あ、あと定期清掃ですが、今回の「緊急事態宣言」を受けてからというもの、お客さんがビビッて「あの~、今回はナシという事にしてよろしいでしょうか」とのありがたくも迷惑な伝言を受けること多数・・・。

 

ヤバい。

仕事がなくなる。

いや待て、まだ少しはあるだろう@定期清掃。

 

・・・

 

ないって?

マジすか?

 

な、ちょっと危機的状況に陥るかも知れない事象が多々発生中です。

 

すこしかんがえてみましょう。

あ、考えなくともわかるかw

日本国民全員が「自粛」の名のもとに様々な経済活動を抑えたとして。

ま、例えば「建築業界」だけに絞ってみると(というか、それが自分にとって一番手っ取り早いから)。

家を作ろうかなと思うお客さんがいます。しかし昨今のコロナ関連問題で「もう少し後にしようか」と思ったりもします(実際、思ってるお客さんが多数いらっしゃいます)。

すると、不動産(土地を売ろうとしている)業者に、動きが滞るのが見受けられます。

そしてその家を設計する「設計屋」に仕事が回ってきません。

設計屋が仕事できないため、施工管理業者に発注が来ません。

そうすると、その施工管理業者(我々はセコカンと呼びならわしてますが)が、各種業者に仕事を発注することができません。

各種業者って様々ありますが、以下の業者が存在します(思い出す限り書き連ね)w:

基礎工

型枠大工

仮設工事

大型特殊車輌

運搬業者

コンクリ/モルタル業者

鉄筋鉄骨

左官業者

壁紙業者

設備工事

電気工事

塗装業者

建具/大工工事

ボード/壁天井業者

フローリング業者

外壁加工業者

石細工

植栽業者

キッチン・水回り

 

そして

清掃業者(ウチのことねw)

 

ま、他にもさまざまな専門業者が絡んでいますが、おおまかに(って、細かすぎねーかw)こんな感じで、いろんな業者が絡み合って一つの「家」というものを構築していくものなんですよ。

単純に「家を作る」といったって、そこには有象無象の業者が絡み合うことを理解してください。

 

だから「家づくり」などと言っても、そこはそれ、それよ(ナンダカナァ

 

皆さん、やっぱりエキスパート(専門業者)なわけで、こだわりとプライドがすごいわけで。

まあ、そりゃ当たり前な話です。

 

それが今回のコロナでことごとく「請負不可能」になってしまって。

これでは、小さな会社はやっていけなくなってしまいます。

これが目に見えるのはもしかして早くて、3月から4月に出てくるでしょう。

人のことは言ってられません。

ウチ(清掃業者)ももしかしたらその頃に岐路に立たされてしまう事にもなりけません。

なぜか。

当たり前です。我々は「形ができてから仕事になる」わけですから。

 

非常に危機的な状況。

これがまだ東京都市圏であるから表に出てないだけで。

もし地方の同じような業者であったならば、とっくに潰れているのではないでしょうか。

それも政府の倒産件数の、たった一つの事例としてしか情報は残っていないんでしょうな。

寂しい限りです。

 

マジにヤバいことです。

三月。

営業展開も含めて自分の行動を考えていかねばならぬ時代に突入しそうです。

 

ただね。

まだ自分は幸せな方だと思っていますよ。