失業率45%って・・・ | Girasolのどたばた起業ダイアリーin バルセロナ 

失業率45%って・・・

きのうふとネットで目にした”失業率45%の先進国”のニュースのヘッダー。


もしや・・・と思ってクリックしてみると、やっぱり案の定。わがスペインの話。


平均の失業率は20%(でもこれはオフィシャルの数字なので実際にはもっと高い)そして新卒の失業率は45%。

ってこれもかなり”新卒”の定義があいまいなので、もっといるんじゃないかな・・・。


と、実際、この国では、経験がないと仕事をつくのが難しい。

日本みたいに何もしらない新卒君たちを高給でやとってくれる会社なんてほとんどないのです。


だから経験のない新卒君たちは、経験をつけるために”インターン”と称し、ただ同然で働くか(あるいはほんとにタダ)、それが経済的にむりな人はそのまま、インターンよりもお給料のもらえるレストランやファーストフードなんかで働いたりします。もちろん大学出ても。


って、したら大学とか出る意味ないよね、一生懸命・・・・。でたしかにもうひとつの問題としてそれはあるかも。


ともだちだって、カタルーニャでトップの工業大学(東工大みたいなとこ)でて、鳴り物入りでこっちでももっとも大きな都銀にプログラマーとして就職したって、月給はケンタッキーで働いてたほうがよかったんだと。


そんな現実があるので、ますます若者たちは勉強しなくなり・・・。


なんだか、がんばっても認められない風潮が社会の中にできあがってて、ちょっとこの国の将来が不安。


でも失業率が20%とかなっててもあいかわらずちんたらちんたら働いている人たちにときどき切れそうになる私・・・。

(さっきの郵便局で、私がまっているがあきらかなのに私の目の前で急ぎでもない作業をやっているおっさんにきれそうになり・・・”あんたが手をとめんかったら、わしゃ別の列に並ぶ!”と強く言ったら、やっとちょっと作業を早めて、アテンドしてくれたけど。もうこれには他のひともあきれてました)


なんか、これ以上状況が悪化するのは悲しいけどやっぱりこの国は変わっていかないといけないから、それには荒治療が必要なのかなぁ・・・。