こんにちは!
アイシングクッキー教室 Tranquility講師のRenaです
ブログをご覧くださり、ありがとうございます。
今週末は、3日連休ですポカポカ晴れてすっかり春となりました!連休最終日にピアノの発表会を控えてるので、ゆっくりのんびりして過ごしています。
と、言っても頭の中はアイシングクッキーのことばかり
今日は、アイシングの生みの親の方の本を読んでいます。
そもそもアイシングは、ロイヤルアイシングと言うのが正式な呼称です。アイシング=icing は ice(=氷の様に固まる)の意味で、英国が発祥だから、英国王室=ロイヤル=royalが付きます。英国王室でお目にかかれる豪華なウェディングケーキ ←clickは、ほぼロイヤルアイシングで出来ています。
発祥は、時代は遡ること1700年代半ば。英国・南ヨークシャー生まれのエリザベス・ラッフォールド(Elizabeth Raffald1733-1781)と言う女性が作り出したのが発祥です。
"カリスマ家政婦"としてリッチな英国貴族の館Arley Hall←clickに勤めていたエリザベスは、15歳の時からそこで様々な料理を作り、その中でロイヤルアイシングが生まれたようです。彼女は英国のウェディングケーキを始め、他にもアーモンドペーストを作り出しました。
(何となく、何となくだけど、お砂糖に卵白混ぜて放ったらかしにしたら、固まってた…と言うエピソードが頭をよぎるのは私だけです。)
彼女は後にArley Hallの庭師だったジョンさんと結婚し、9人のお子さんを持ち、菓子屋兼花屋、クッキング/菓子スクール、ケータリング業を始めました。所謂スーパーカリスマ主婦&ビジネスウーマンです。そして1769年、彼女の人生のレシピが詰まった本、その名も"the Experienced English housekeeper" を執筆し、ベストセラーとなり、地位と財産を築きました。1772年には英国初の家政婦紹介所を設立、その後も究極の家事業をビジネスとし、48歳で亡くなるまで本を執筆しました。
2011年には、エリザベスの功績が再認識され、マンチェスターにある百貨店"マーク&スペンサー"に栄誉を称えるthe plaque(勲章プレートみたいなの)←clickが掲げられました。
約250年前の英国女性が書いた本、"the Experienced English housekeeper"。究極の主婦業を極め、素晴らしく働き者で、一代で財産を築き、すごいです。フルコースのディナーからデザート、保存食品まで、何百種類と盛りだくさん。これを全部1人で…⁉️とても興味深い本でした。(私が大好きなクランペットのレシピもありました。)ご興味のある方は、こちらで英語無料版が読めます。
彼女のように私はカリスマウーマン になれる気がしませんが、アイシングクッキーに携わる仕事を持つ者として、身が引き締まる思いがしました。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました