9月23日、国連気候行動サミットである16歳の少女がスピーチを行いました。
グレタ・トゥーンベリさんは世界のリーダーを前に、時に涙を浮かべながらこう言いました。
(地球という星が環境面から崩壊しようとしている現状にあっても)
あなたたちが話しているのは、お金のことと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。
恥ずかしくないんでしょうか!
少なくとも、子供を持つ親は全員、彼女の言葉を他人事せず、
各々が出来る範囲で今すぐアクションを起こすべきです。
さもなくば自分の子供に同じ言葉を浴びせられることになるでしょう。
私は本屋である以上、まず本で答えていきます。
原丈人さん著『公益資本主義 米英型資本主義の終焉』
東西冷戦終結後、世界を席巻した米英型資本主義は、
シャドウワーカー(非正規雇用者、賃金の支払われない専業主婦等)の富を
資本主義社会の実質的な支配階級である資本家に吸い上げるシステムになっています。
先進国の多くが慢性的な物あまりに陥り、アガリの減った資本家たちは、
シャドウワーカーをより増やし、競い合わせ、
かつそもそも労働すら発生しない金融・土地市場への投機に主戦場を移し、
世界的な金融危機等の元凶となっています。
ざっくりいってしまえば、自分が儲かれば何でもいいという類の資本家たちには
労働者も、消費者も、環境問題も、自国の未来も、世界の未来も、どうでもいいのです。
原さんの提唱する「公益資本主義」の画期的な点は、
(よくある)資本主義というシステム自体を否定する方法論ではなく、その根幹である
資本家や会社の<根本的なあり方、考え方>に変化を与えていくという方法論にあります。
例えば「より効率的に(労働者から)搾取した会社」を良しとするのではなく、
「より良く(労働者に)分け与えた会社」を優れた会社とする。
そのための行政的な仕組みを構築していく(具体的な内容は本書で)。
環境、消費者への還元や、自国、地域社会への貢献等も同様です。
私たちひとり一人も「(富や地位などを)奪い合わなければならない」という洗脳から、
「分け合う」ことにシフトしていかなければいずれにせよ未来は暗黒のままでしょう。
「良いかも!」「絵空事だ!」どちらでも結構です。
もし少しでもひっかかるところがあったならば是非この本を開いてみて下さい。
貴方が<未来の世界>を考えはじめたその時から<新しい変化>は起こっていくのです。
この「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる」という言葉は 相田みつおさんの言葉です。
子供ができて以来、ずっと、ずっと考えています。この今も。
「私の娘にとって幸せな世界とはどんなだろう」
「未来を生きる子供たちにとって幸せな世界とはどんなだろう」
あなたにとって、幸せな未来の世界とはどんな世界ですか??
※こちらの商品は近日中に当店のオンラインショップでも販売予定です。
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