絶望読書シリーズ 全部!! 頭木 弘樹
今日おすすめする本は、このネクラ本屋をはじめるに至る
大きなきっかけとなった本たち、つまり当店の激、激、激、激押し本の登場です。
果たして人生において絶望を経験せずにいられる人間などいるのでしょうか?
夢に絶望し、愛に絶望し、生活に、人間に、絶望し、最後には自分自身に絶望する。
絶望を美化するわけでも、茶化すわけでもなく、
それは人間存在の性(さが)であり、命とワンセットのものであり、
逆に言えば、人間の真の価値とは、その絶望からスタートしていかに己らしく歩み続けたか、で決まるように思います。
絶望は苦しいものです。
そして、もし私が考えるように、人生における絶望確率が100%なのだとしたら、
私たちには「絶望の時期を過ごすための知恵」が絶対に必要です。
この「絶望読書シリーズ」はその知恵の宝庫です。
先生は人類の歴史を彩った数々の<絶望名人>たちが務めてくれます!!
・絶望することは決して恥ずべきことではありません。
・絶望から早く抜け出そうとする必要もありません。
・貴方の絶望は、貴方の独創性の源へと超速ですすめる究極のワープゾーンです。
さあ、絶望読書はじめましょう。
私も何度この本たちに救われたことか。絶望前の予習書としても抜群の効能あり。
シリーズみな絶品なので、お好みのものからぜひどうぞ!!
当然、我が心の師、絶望大魔王こと太宰先生もシリーズに登場!!
この本のズバリ!!ここがポイント!!
私には、誇るべき何もない。学問もない。才能もない。
肉体よごれて、心もまずしい。
けれども、苦悩だけは、
その青年たちに、先生、と言われて、
だまってそれを受けていいくらいの、
苦悩は、経て来た。たったそれだけ。
「藁(わら)一すじの自負」 である。 ー 太宰 治
その「藁一すじの自負」こそが究極のオリジナリティー。
その「藁一すじの自負」こそが人の心を揺さぶるエネルギー。
「藁一すじの自負」は絶望の中で貴方を待っている。
↑絶望読書シリーズの原点であり、シリーズの全てに通じる正面入口。
まずはこの作品から!!文庫版もありますが、ぜひ単行本で!!
↑シリーズ屈指の名著!!徹底的なまでの自己嫌悪と自己否定。
カフカの絶望を知れば、小さな悩みなんて霧散。これも文庫版ではなく単行本で!!
↑落ち込んでいる時は、希望の言葉ではなく、絶望の言葉を。
これが不思議と心には効くのです。
↑夢を諦めないためにではなく、「夢を諦めるためにある書店」。
本当に絶品のアプローチ!
↑ネクラ族必読の一冊!!あの人も、あの人も、あの人も、陰鬱だった。
魂の叫びというべきネクラ語録500選!!
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