私がしばらくハンガリーに行っていた間、Pfの鳥羽亜矢子さんもアメリカやドイツに行っており、2人での合わせは回数的にはあまりできませんでしたが、不思議なことに2人ともどこか解放された感覚になっており、帰国後7/2の夕方からの合わせでは、音楽的にうまくいくことが多くなっていました
シリーズ3回目となると、お互い6ホールでの音の鳴り方に慣れてきて、今までで一番違和感なくGPを行うことができました。
しかし、これまでの1～5番に比べ、今回の6～8番、Op.30の3曲は一段と規模が大きく、そしてベートーヴェン自身も精神的に非常に変化のあった時期であったため、音楽的な密度が濃くて、本番を迎える前からこちらが太刀打ちできるか不安になるくらいのエネルギーを持っています。
そんな彼の生命に圧倒されながら、本番演奏しきった時は、溜め息が出るほど彼の世界に感動していました。
ありがとうございました
あと残すところシリーズも1回となり、色々とあったけれどここまで来た
という思いです。Beethoven
ベートーヴェン：Vnソナタ第6番
ベートーヴェン：Vnソナタ第7番
ベートーヴェン：Vnソナタ第8番