取り急ぎできることを。 | Yoga therapy Prajna(プラジュナ)

Yoga therapy Prajna(プラジュナ)

山梨県南アルプス市
ヨーガ療法で、心身の健康を!

私が「出稼ぎ先」と呼ぶテレビ山梨でも、義援金を受け付けています。
今日の放送終了後に開けたお財布。幾ばくも入っていません。

その時ふと、ずっと忘れてしまうくらい入れっぱなしにしていたお金の存在を
思い出しました。手帳の中の、何年も前に会社から頂いた大入袋。
当時は「なんで私にも?」と思い、未開封のまま。
でも、いつでもすぐ使えるそのお金が何年も手元に残っていたのは、
ここで還元するためにあったということ。思い出したのが今なんだから。

帰りしな、会社で地震に関わった日の収入分を送るのはどうだろうと考えました。
大地震当日は、出稼ぎ先で仕事中でした。
先日の特番は、休日の夜を返上したイレギュラーな仕事でした。
今日の生放送は、時間を短縮して県内の停電やイベント中止などの内容でした。

大地震はひとごとではない。臨時収入。短縮版により相対的に上がった時給。
その3日間に得た収入は、私が私に使わなくても、私は困らないでいられる。
ヨーガ療法学会からも義援金の募集があったので、郵便局に行ってきました。

今日は市町村で物資の受付がありましたが、個人が箱単位で調達できる
お店がない恐れもあるので、物資を探してさまよう前に、まずはお金での
支援からできる。
今日を逃すと連休に入ってしまうので、思い立った時に。

なかなかしようと思ってもできずにいたこと。
グズグズして機会を逃してしまっていたり、機会があったのに見過ごしたり
気付かなかったり避けてしまったこともありました。

自分の都合を勘定に入れずに、他者の為に専心して行為するという
カルマ・ヨーガの実践として今を逃しては踏み出せない。

私は収入が低いので、これまではお金の備蓄をしていました。
それはヨーガ療法を学ぶために使えることに繋がりました。
どの金融機関の通帳残高も少ない。でもまだ執着も残っています。

お金が、行為するのをためらわせた理由になっていたことがたくさんあります。
もちろん生活があるから。将来への不安があるから。欲しい物を欲しいと思った
時に買えなくなるから。そんな理由で。
でもその中からだって出せるなりの金額があります。
そこはためらうところではないはず。それでも出せないことが多かった。

自己満足や欺瞞と言われても、この一歩は私にとっても必要なことです。
金銭面だけでなく、「グズグズと先送りにする」ことが多かった自分を
断ち切り、自由になるための一歩。

マインド・サウンド・レゾナンス・テクニックを学んだ時、唱えるマントラが
まさに執着という実をつけた蔓を断ち切り、永遠の自由を得させて下さいと
シヴァ神に導きを求めるものでした。
そのマントラにとても惹かれて、何かあると唱え続けるようになりました。
今回は、私の中から出た自由の小さなひとつだと思って。