インド日記その⑤です。

それ以前のインド日記は…
①突然ですが、インドで体験して思ったことシリーズ
②「どうしてインドに来たの?」
③ヒンズーの聖地コナーラクへ

④インドの生活・ナヤックさんち


 

コナーラクはヒンズーの聖地だからというより、
すっごいいなかなので、
ヒンズーのしきたりが都会に比べて根強く残っていると思われます。

そういうの、日本でもいえるけど、ヒンズーのしきたりは根強い。

 

 

 

 

 

牛が神聖な生き物なので、牛肉は絶対に食べません!
カーストの上のほうの人ほど戒律に厳格で、
完全ベジタリアンも多いそうです。

私たちがホームステイしたナヤック家ではチキンも魚も食べたよ。 


インドでは、そこら中に牛がうろうろしているんだけど、
牝牛には飼い主がいます。
牛乳を出してくれるから。
生まれた牡牛は、成長したらお寺にお供えするんだって。
そしてそのまま野牛となり、種牛として生きていくんだと。
飼い主がいる牝牛もそのへんふらふらしてますから。
そんで赤ちゃんを産んで、お乳を出す、というシステム。

 

車も牛も人もイヌもみんな一緒

初めてのお乳は21日間は赤ちゃんのものなので、
人間は飲めません。
22日目にお寺にお供えして、
その後はじめて人間が飲んでもいいとされています。
内緒ですが、パーカスさんはこっそりヒンズーのしきたりを破って
私たちにうちの牛乳(14日目くらい)を飲ませてくれました。 
濃厚でおいしかったよ~♪

 

ナヤック家の牛たち。
おいしい牛乳をありがとう♡

 

インドは牛乳がおいしかった♥
うちの子たちも牛乳好きなのでよく飲みました。

 

インドでは飼っている牛が亡くなると、
飼い主は丸坊主にして人間と同じように、
ヒンズー式のお葬式をあげるんだって。

もし、インドで交通事故などで牛を死なせてしまったら、
法的に罰せられることはないけど、
丸坊主にしてお寺に懺悔しないといけないそうです。

牛は神様。

でも都会では、邪魔者扱いされてるかわいそうな牛もいます。
排気ガスで汚れた街に住み、
ごみをあさって、ビニールを食べていたり。

熱心なヒンズー教徒のパーカスさんは、
もっと牛を大事にしないといけないと嘆いてました。


いなかの牛たちは、のんびりきれいな空気の中、
たくさん草があって幸せそうでした