インド日記その⑥です。

それ以前のインド日記は…
①突然ですが、インドで体験して思ったことシリーズ
②「どうしてインドに来たの?」
③ヒンズーの聖地コナーラクへ
④インドの生活・ナヤックさんち
⑤ヒンズーと牛のおはなし


さて、今回は「占い」のおはなし
 

インドは人口12億人以上、様々な民族、言語、
宗教が入り交ざっているので、
私がたった10日くらいで遭遇したインドは、
そのほんの少しでしかないのだと思っています。
それでも、十分濃かったけど。 
 
ステイ先のパーカスさんは、熱心なヒンズー教徒。
毎日、祭壇にお花を飾ってサンスクリット語でマントラ(お経)を唱えています。
「サンスクリット語がわからなくても、マントラの響きはとっても神聖だから、
すわって聞きなさい。聞くだけでいいんだよ。」
 と言っていました。
暗くなると、お香を焚きます。
民族雑貨屋でよく売ってるあれ。

そして、パーカスさんだけでなく、
インドの人は占いが好きです。
インド占星術という、インド独自の星占いを
インドの人たちは信じています。

 

そんな占い大好きパーカスさんが、
ナヤック家の占い師さんを呼んでくれて、
私たちも占ってもらえることになりました!
 
家族の生年月日と生まれた時間(インド時間)を聞かれます。
西洋占星術に似てるけど、インドの星占いはもっと複雑みたい。

なんと、私は今、最悪の7年の最後の年らしいですわ。
(当時2012年8月)
うーん。。。この7年間そんなに悪くもなかった
と思うんだけどね。
でも、2013年1月からの6年間は、ワタシ最強らしい
何してもうまくいくらしい。
私もそう思うって言っといたわ。笑。
そして健康で長生きするし、
一生、食べるのに困ったりすることもないらしい。
ありがたや。

息子はとても賢い子だと言われました。
で、24歳まで勉強するらしい。
大学院?医療系?あ、留年か浪人か!
私の子だし留学もありうるな。

そして、大きな組織だか、いい職場にスカウトされて、
その職場で金持ちの女性と知り合って結婚するのでお金に困らんのだと。
…そんだけ勉強しといてヒモですか?
ちゃんと自分で稼ぐんでしょうか…?

娘は22歳でアーティストとしてブレイクするって
それは楽しみ♪
で、…なんのアーティストだろうね?

サンスクリット語の占いの本に書いてあることを
占いおじいさんがオリヤ語で伝えてくれ、
それをパーカスさんが英語で
日本人の私に伝えるという、
伝言ゲーム的な感じなので、
どこまで正確に私が理解してるのか、
若干疑問ではあります…でも、おもしろかった!


 別の日には、近所のアシュラム(ヒンズー教の修行道場)へ行きました。
そこでは、おみくじみたいなのをしました。
パーカスさんはもはや自分が占って欲しいから、
口実で私を連れてってるような感じです。

 
サンスクリット語で数字が書かれた、
鉛筆よりちょっと太い四角柱の木の棒を
グル(アシュラムのえらい人)が床に
石で丸をかいたところに、
占ってもらいたいことをイメージしながら転がします。

 4択の試験で、どれにしようかなと鉛筆を転がす、
そんなイメージでOKです。 

3回転がし3回の数字を合計して、
その数字の板をグルが探して読んでくれます。
おみくじですね。

 

……グルがこの板をさがすのにどえらい時間かけます。
わかりやすくタブでもつけといたらどーよと
つっこみたくなるくらいなんですが、
この板、やっぱりサンスクリットで書かれていて、
グルしか読めないので、ぐっと我慢w

グル→パーカスさん→私の(またまた)伝言による解釈では、
私は今の仕事はそんなに続かないらしいです。
誰かに妬まれたりして邪魔が入るとか。
はて?私の仕事のどこに妬まれるような要素が?
…休みとりすぎましたかね(  ̄▽ ̄;)
 
パーカスさんは結婚前にこのアシュラムで
このおみくじ占いをして、
「異カーストの女性と結婚する」と言われたそうです。
だから外国人(=異カースト)と結婚してもOKって
感じになったのかな。
 
 
 
 
ヒンズー教では、基本、同カースト内でしか結婚できません。
カースト制そのものは法的には50年前に廃止されてるんですが、
文化として根強く残っております。