前々から久しぶりに行きたいなーと思っていた
「内藤記念くすり博物館」の見学に行ってきました。

実は、ワタクシずっと前(20年近く前!)、
バスツアーの企画&添乗員をしていた時代があるのですが、
そのころ、添乗で来たことがあるのです。
なんの団体さんのツアーだったんだろう…?

全く健康などに興味がなかった20代前半。
それでも、岐阜にこんな面白い博物館があったんだ~♪
と思ったことを覚えています。(しかも入場無料!)

中医学とか薬草とかに関心をもった現在。
また当時とは違った目で見ることができました。

{9825387F-423E-4FC5-8DD0-E57B292770D1:01}
紙製の経絡人形!

 

{525524D8-ABD8-47C7-8349-DC7CF3D85679:01}

 

{0F875088-BA04-4CD3-A018-598730BFBF78:01}

生薬の材料…蛇とか角とか。手に入れるのも大変そう!

{B6FB560A-0EEF-4E4C-B5AB-24F3AB2A8393:01}

ビャクダン、沈香、伽羅♪
お香も薬ととらえられるのね~


最後の方に展示してあった、貝原益軒の「養生訓」が
今は本当に心にずしりと響きます。

「腹八分目」
「薬は飲み過ぎてはいけない」
現代人が忘れがちなこの当たり前の健康法。
改めて認識したいですね。

『養生』とは、
病気になってから体をいたわることではなく、
病気にならないように、
日々、体を気遣う生活をすること。

東洋医学と西洋医学
よく比べられたりしますが、
そもそも目的というか、アプローチが全然ちがうのよ。
 
西洋医学は悪い部分を取り除いて健康な体にするのが目的なので、
大元の原因を追求しないし、人によって処方が変わるということも
(アレルギーや体重などは別として)あまりないよね。
そもそも、なにか症状が出てからのアプローチが西洋医学。

東洋医学の教えは、まず病気にならない体づくりです。=養生

未病(なんか調子悪いな)の状態で自分のカラダを判断し、
正常に戻るよう気を付けて生活をすることです。=養生
 
だからどっちも必要。

ヨガのレッスン中に呼吸法をするとき、いつも
「体の中を見てみましょう」
と言ってるよね。

「いや、見えるわけないじゃん」と、意味がよく分からない人も、
カラダの声を聞いてみてください。
内側の目があると思って観察してみて。

忙しい生活の中でも、
自分の「カラダ」と「ココロ」と「頭」を繋げていく作業だよ。
その時間を定期的に作ることで、
自分のカラダの変化に敏感になっていく。

病気って、ある日突然症状として現れるわけではなくって。
少しずつ、少しずつ大きくなっていくもの。
自分の免疫とちょっとの養生でやっつけられる状態で
体の変化に気がつけたら、きっと大病には至らないはず。

だから、小さな変化を見逃さないよう、
日々、カラダの声を聞いてみてね。

はるか昔から、健康と長生きは人類が最も関心のあったところ。

東洋医学は経験の医学。
昔の人たちの好奇心と探求心のおかげで
今日の医学があることに感謝ですね。

 

友だち追加