ひさしのブログ                                                

 盆休みも終わり、明日から娘夫婦も出勤とのこと。今日、孫と電話で話しました。明日から元気よく保育園に通うそうです。孫の楽しみは保育園での水遊びとのこと。思う存分楽しんでほしいと願っています。

 私は海岸で育ちました。お盆が終わった「心地よくも、もの悲しいような静けさ」が妙に印象的なのです。この時期の北海道日本海側の海は、穏やかで柔らかい景色に彩られていました。

 昭和20年8月末、そんな海岸に溺死し半透明状態になった幼児の遺体が漂着したことを64年経った今も忘れることはできません。樺太(サハリン)からの引き揚げ船が爆撃をうけ、その犠牲になった幼児の遺体でした。   

 私の祖父が幼児の遺体を無言のまま弔った姿を忘れることができません。その当時の海の様子を再現することはできませんが、この写真を見ると当時のことが蘇るのです。その幼児と孫たちの姿が重なり切ない思いに駆られるのです。