7月15日参議院予算員会で、沖縄出身の島尻議員(自)が、

学校での集団的自衛権に関わる授業に関して質問。

それに対して下村文科省大臣が、あたかも偏向教育を行っているかのごとく答弁し、今後指導を強めるとの答弁もしている。


 この下村大臣は、第一次安倍内閣の時も『教育再生会議』の

中心メンバーとして安倍晋三氏の手先となって行動した人物です。しかも極めて軽い調子の方で、前言を平然と翻すことも目立

ちました。文科省が作成した道徳副読本を自宅に持ち帰っているか、学校に置いてるかを調査する等、枝葉末節なことにも口をは

さむ小物大臣。


 彼らの動きを見ていると、全く無反省に戦前回帰を図ろうとしているように思います。小樽商科大学の荻野富士夫教授が文科省科研費補助金を受けて研究論文にまとめた研究論文『文部省の治安機能:思想統制から教学錬成』は、極めて優れた研究と思います。


 そのⅣ 思想動員体制への転換‐思想局〈1943年~1937年)


これをちょっとだけですが読んでみて、下村大臣などは再び『思想局』なんていう超復古路線に突き進むかのような感じさえします。


この荻野論文は文科省の科研費補助による研究です。

文科大臣や官僚は、この荻野論文からすべてとは言いませんが、学んでほしいものです。

学ばなければ進歩はありません。

文科省とは学びの役所ですよね!