先々月の福島訪問で、浪江町
役場の許可を得て請戸地区に

入りました。


知人から絵本『請戸小学校物語』

をいただきながら、事前に読まずに

帰ってきてから、少し入念に読んで

、そんな読み方もむしろ、いいかな

と思っています。


請戸地区は、津波の直撃を受け、

殆どの家や建物が流出破壊され

まさに荒野でした。


その中に、請戸小学校が、悲しい姿ながら、何かを主張している

ように現存しています。


この校舎から東電第一原発を子どもたちは毎日眺めながら学ん

だのです。


この物語を帰ってきてから、また読み直し、子どもたちと教師たちが太平山を目指し、必死に避難し、山上で過ごした夜が、宮城県名取市閖上小学校の子どもたちが屋上で寒さに震えながら夜空を見つめた姿と重なります。


この地を訪れたとき、同社大学の学生たちも視察に来ていまし

た。その姿に接し、何か救われる思いをしました。