いじめ被害で中1退学 札幌の私立中 半年間、複数から

 札幌市内の私立中学校1年の男子生徒が、今年4月の入学直後から約半年間、複数の同級生からいじめを受けて、退学していたことが分かった。生徒は殴られたほか、無料通信アプリLINE(ライン)で「こ・ろ・す・ぞ」などのメッセージを何度も送られた。同校はいじめを道に報告。重大な人権侵害の疑いがあるとして、札幌法務局も調査に乗り出している。



上記は、北海道新聞の記事である。

これだけでは詳しい内容は不明ですが、しかし私立とはいえ、

札幌市内の中学校である。

札幌市教育委員会の名前がどうも見あたらないのです。


 2年前まで、子ども・青年・保護者支援の電話相談に従事して

いましたが、私立高校生の退学等に関する問題の担当箇所は

北海道教育委員かではなく、北海道庁総務部が所管だった

記憶している。


 すなわち、生徒指導に関わる問題も、私立学校への補助金に

関わる部署が所管するということでしょうか?


 いじめ問題が何年も前から、大問題になっているけれど、いつも

いつもゼロからの出発の感がある。

何故こうも常にゼロ状態のまま放置されているのでしょうか。


 いじめは圧倒的に学校を舞台に起きているにもかかわらず、教育学研究者はそこから逃げ、この問題を精神科医や精神保健担当者等にお任せという状況から脱していないことにも原因と思っている。


 いじめ研究が学問研究として認知されていないのではないで

しょうか。お世話になった教育学研究者の中には、カナダのいじ

め研究に造詣の深い方もいましたが、その方の研究分野は別な課題でもありました。


 いじめ問題がマスメディア等を通じて、社会的にクローズアップされる一定期間、学校現場から離れたところで、評論されることの繰り返しに過ぎないのが現状のように思う。