札幌市近郊及び市内に住んで50年になるが、毎年冬を迎える

直前の時期は、周囲の景色に敏感になっている。

それは、自分なりに冬への備えでもあるからだろうか?


 我が家は北、西、東方向を窓から見ることが出来る。

西方向を見入ると、樹氷らしきものを身につけた手稲山が見える。

冬季オリンピックスキー大回転コースは雪に覆われ始めた。


 北方向を見ると、日一日と薄黒い雪気もが厚みを増し始めて

いるようだ。

この北方向の雪雲の変化が、一番冬の近づきを日々感じさせる。都心の上空に黒々と押し寄せる雪雲。


 はるか日本海のその奥の奥から、冬の使者が近づきつつある

ようだ。

 今から、約2週間前の藻岩山には、まだ紅葉の名残を見ること

ができた。季節の移ろいを一番強く感じる昨今である。