坂本花織『うれしい』号泣3連覇!世界選手権女子56年ぶり快挙  SP4位から意地のフリーで逆転

  ◇フィギュアスケート世界選手権第3日(2024年3月22日  カナダ・モントリオール)

 

  女子フリーが行われ、SP4位の坂本花織(シスメックス)は149.67点をマークし、合計222.96点で逆転優勝した。女子では56年ぶりとなる3連覇を達成した

 

  冒頭のダブルアクセル(2回転半)から3回転ルッツ、3回転サルコーと着氷。フリップ-トーループの連続3回転、ダブルアクセルー3回転トーループー2回転トーループの3連続ジャンプなども降りる。ラストの3回転ループまで全てのジャンプを着氷。ノーミスで滑りきると、そのまま氷にひざまずいて涙を流した

 

『SP4位でちょっと焦ったけど、いい緊張感でできた。今、この結果をうれしいなと受け止めています』

 

  優勝後のインタビューで笑顔を見せた坂本。今季自己ベスト(151.00点)に迫るスコアをたたき出した演技には、中野園子コーチもガッツポーズした

 

  女子での3連覇は66~68年のペギー・フレミング(米国)以来となる56年ぶり。3度の優勝は、日本勢で浅田真央に並ぶ最多タイとなった。来季は56~59年ノキャロル・ヘイス(米国)以来の4連覇がかかる