昨年の総選挙で多くの国民は郵政民営化を支持した。
結果、自民党に単独で過半数の議席を与え、多くの有能、無能
議員達を誕生させた。即ち、小泉政権を信任したと言う事だ。


その後は言うまでもなく、行き成りの増税や自衛隊のイラク派遣
再延長など、まさにやりたい放題だ。公明党を含む与党は、我が
世の春を謳歌していると言ったところだろう。
過半数=何をしても許されるではないだろうに…


総選挙で郵政民営化しか問わず、それが信任されれば全権委任
されたと取る自民党(与党)も悪いが、目先のパフォーマンス等に
騙され、政策を理解せず、勘違いした国民もまた悪い。


が、ここにきて小泉政権が綻び始めてきたようだ…


耐震偽装問題で名前が出た安倍官房長官や伊藤元国土庁長官
BSE問題で二転三転の中川農林水産大臣、ライブドアの堀江氏を
選挙に担ぎ出し、「弟だ、息子だ」と応援した自民党の武部幹事長
一緒に改革をやると言った竹中総務大臣…
そして、これらの任命権者である小泉総理自身も、責任を取りその
職を辞して当然だとオレは思う。


また、辞職までには至らないにしろ、知らぬ存ぜぬや、それはそれ
等と政治家の常套手段を使わず、本来は嫌疑を掛けられた時点で
身の潔白を晴らす義務があるはずだ。また、それが選ばれた者の
責任でもある。


それにしてもそれらを追求すべき立場の野党に元気が無い。
それなりに厳しい追求をしているようだが、最大野党の民主党に
限って言えば、またぞろ政治活動以外の所で話題になる議員が
出てくる始末で、自民党の体質を追求する以前の問題である。


目先のパフォーマンスに騙され野党に議席を与えなかった国民に
責任があると言われても仕方が無い。が、民主党からこうぞろぞろ
不祥事議員が出てくると、党の統一感の無さ、学習能力の無さが
目立ち、政権を持たせようなどと言う気にはならず、政権を取った
(与えた)ところで期待など出来そうもない。
よって、現状維持を望む有権者が多いのだろう…


しかし、このままでいい訳ではない。
これからは政党にとらわれず、我々国民(有権者)は政治家を観察
そして監視しなければなるまい。任期中に罪を犯した人はもちろん
嫌疑を掛けられた人の言動、それ以外でも政治家としての言動に
疑問を抱かせる人、また何もしなかった人などをしっかり覚えておき
選挙で異を唱えるしかない。


くれぐれも頼まれたなどと馬鹿な理由で投票をすべではない。
該当者無し!や白票の方がまだマシだ。それらが多ければ多い程
無視できなくなるはずだ。


そうすれば、政治家も本来の政治家としての役割を担うだろう。


長々と書いて、取り留めの無いものになってしまった…