Image.jpg

写真は、4月23日の朝日新聞全国版の2面コラム「ひと」です。

ここで日本生協連からILOに派遣された、「堀内聡子」さんが紹介されていますが、彼女は青年海外協力隊員として、バンタヤン島に支援に来たことがあるそうです。

実は私は、この堀内聡子さんとは、2005年の7月18日にバンタヤン公設市場で夕食の食材を買い物に来ていた彼女と偶然お会いしています。

そ の当時は堀内さんはまだ学生さんで、バンタヤン市場のそばのアパートに一人で住みながら、JICAのODAで出来たバンタヤン技能研修コミュニティセン ターで、「ある特定の」住民に対してソーセージ作りの支援をしていましたが、もう少しで任期が終わって日本に帰れると喜んでいました。

この新聞記事を読むまで、「ある特定の」人々が協同組合であるとは知りませんでした。

日本人なら個人より会社や協同組合の方が信用があるものだと洗脳されていますが、残念ながらそれは日本人の独り相撲に過ぎません。フィリピンでは、会社や組合よりも資産のある個人事業の方が信用があるのです。

なお、現在のソーセージ作りの技能研修は「特定の」人たちの収入源になって細々と使われているようですが、外部の人間には知らされていません。横浜のJICAに聞いて見ても立ち上げた後はどう使われようと現地の問題なのだそうです。


日本の外務省の役人もJICAの准役人もサラリーマンばかりなので、海外の事情(海外協力)よりも自国の親分の受け狙い(税金の分前)ばかりなのですね。ILOと言っても税金目当ての国際活動と思われても仕方ありません。

私 は、ここのバンタヤンの市長にこれまで何度も面談していますが、日本のJICA支援の話しや「協同組合」なるものの話しを一度も耳にしたことがありませ ん。また、この堀内聡子さんはお会いした時に、バンタヤン市場に出来た日本の支援のコミュニティセンターやソーセージ作りのことは「みんな知っています よ」と言っていましたが、私が後でこの市場中で聞いて回って調査しても誰一人このことを知っている人は居ませんでした。お金をくれる日本と日本人は「裸の 王様」であることは記憶して頂いても損は無いと思いますが。

堀内聡子さんが、このバンタヤン島で一体何を体験して何を学んだのか今度ぜひ聞いてみたいと思います。