ショボーンマンガのアイディアに

一人、悶々(もんもん)と苦しんでいた

あきおを見兼ねて、隣の部屋から

のっそりと出てた、末の弟・・。


机の上の、書きかけのメモを

勝手に読みだす樹之に・・・・


迷惑そうな態度のあきお。


でも、樹之がポツリと

つぶやいた、次のひと言・・・



えっ・・・・

疲れていたあきおの目が

輝きます。


そして、いろいろ樹之が

思い付くまま、語りはじめる

アドバイスに感心。



それを近くで見ていた

ワシも、

思いもかけぬ樹之の才能に

気付きます。


ふーん・・・・。






プロなんだから、マンガの


アイディアぐらい自分で考えろよ。



・・・・と、言いながら、




二人の兄にたよられた


樹之は内心、まんざらでも


なさそうです。


          (予告は次の最後)