柳瀬川駅を通過して志木駅に向かう東武9000系9108F・急行池袋行き。
*急行・池袋行き(列番不明)

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東武9000系は1981(昭和56)年、当時の営団地下鉄(現・東京メトロ)有楽町線乗り入れに対応した車両としてとして、東武初のオールステンレス車体に東武初の電機子チョッパ制御車さらには東武初の10両固定編成と初物づくしで登場しました。

残念ながら最初に登場した9101Fは昨年10月に廃車解体されてしまいましたが、有楽町線の和光市延伸に合わせて増備された9102F〜9108Fと姉妹形式でVVVF制御の9050系9151F〜9152Fは健在です。

写真の9108Fはチョッパ車として製造された最後の編成です。

前記事でも記しているように東武9000系は去就が気になる形式のひとつです。その理由は大体お解りになるかと思いますが、車齢(最も古い9102F〜9107Fが今年で登場から37年)がひとつ、それと地下鉄有楽町線・副都心線を軸とした6社直通ネットワーク(東武・西武・メトロ・東急・横浜高速・相鉄)の車両で唯一のチョッパ制御車両であることが挙げられます。チョッパ制御はとても優れた性能ですが、もう現代の車両ではありません。

 


地下鉄乗り入れ運用から外された後も地上専用で健気に活躍した在りし日の9101F

将来的には日比谷線直通用の70000系を東上線〜有楽町線・副都心線直通用にマイナーチェンジした車両に置き換えられるのでしょうか。