あらためて自然治癒力を

Wikipediaで調べてみました。

 

概説

自然治癒力の定義のしかたはいくつもあるが、例えば中川美典は、

自身の定義は東洋医学の専門家によるそれとは異なってはいると

断りつつ、次のような定義を提起している。

 

自分の意識とは関係なく、たえず作動し、常に待機しており、何らか

の損傷が発生すると自動的に自己修復プロセスを活性化する力

東洋医学では、上記の中川の定義に加えて、以下も自然治癒力と

しているという。

 

〇人間が生まれながらに持っている病に打ち勝つ力

〇生得的に備わっている病気や環境に対抗する力

〇脳や免疫系、また心の作用による免疫システム

 

東洋医学では、体調を整えることに主眼を置いており、生命力を

高めることによって治癒力を動かしているとも言える。

 

歴史

そもそも遡れば、医学の源流とされる古代ギリシャのヒポクラテ

スは、からだ自体に不調を治す働きがある、と指摘していた。

また「病気」というのは失われたバランスを身体が取り戻そうとし

ている状態なのだ、と述べ、そして、この働きの有無が生きてい

るものと生きていないものを区別するのだ、とも述べた。

これをふまえヒポクラテスは「自然こそが最良の医者である」

という方法論を提示した。つまり、医者の主たる役割というのは

身体が持つ自然に治癒しようとする性質を助けることなのであり、

医者は身体の働きをよく観察し、治癒的な性質の妨げになって

いるものを取り除くことによって、結果として身体はそれ自体で

健康を取り戻す、と述べた 。

 

現代

現代西洋医学では、診断により病名をつけ、医薬品の処方や

手術を行う。現代西洋医学では、原因となっている部分の除去や、

症状の緩和(対症療法)が目的となっている。ただし、実は、

こういったことだけでは病気は治らない。

結局は、十分に体細胞の休養をとり、生命力を高めて治癒力が

動くようにしてやることで治癒しているのである。

 

米山公啓の著書によると風邪をひいて病院に行くと多くの場合

抗生物質を処方されるが、風邪の原因はウイルスであるので、

細菌を効果の対象とした抗生物質が効くはずはないとしている。

 

また、1993年にアメリカ合衆国のノエティック・サイエンス研究所

から出版された『自然退縮』という本には、腫瘍の自然退縮(自然

治癒)1051例の中には、癌の自然退縮が216例含まれていた、

という。この論文では、組織を科学的・化学的に検査して、がんで

あることをあらかじめ確かめている。よって、これは、癌であっても

自然治癒が起こりうる、ということを客観的・科学的に証明したこと

になると米山公啓は述べている。

しかしながら「Journal of the National Cancer Institute」に発表さ

れた論文によると、がんの代替治療を選択して標準的な治療を

しなかった人々が5年以内に死亡する危険性は、標準治療を忠実

に続けた人々と比べて最大で5.7倍も増加するという。

そのため、標準治療を完全に否定し効果が証明されていない一部

の代替療法のみに専念することは危険なことである。

 

もともと人体は、自己治癒に必要なさまざまな物質を体内で分泌し

ている。

医薬品として認知されている人工物質と類似の物質が、最近に

なって、もともと体内で自然に分泌されていることが発見された

こともある。例えば、狭心症の薬として有名なニトログリセリンは

人工物だが、最近、人間の血管の内側からそれに似た構造の物質、

体内ニトロとでも言うべき一酸化窒素が分泌されており、強力に

血管を拡げる作用を担っていることがわかってきた。また、もともと

「キツネノテブクロ」というイギリスの民間療法で使われていた薬草を、

ウィザーリングという人がむくみのひどい心不全患者に使ったのが、

現在、心不全の治療薬として知られる「ジギタリス」の最初の使用

記録なのであり、やがてジギタリスには心臓の働きを強くする効果が

あることがわかったのであるが、最近になって、このジギタリスと同じ

作用をするE-DLSという物質が、人間の体内で分泌されていることが

発見された。

 

中川美典は、治癒力を動かすコツがあり、病気を治すために本人が

絶対にしなければならないことがある、と述べている。それは十分な

休養をとるということである。ただし、「休養」と言っても、ただ休息する

だけでなく、病気の回復とともに、適度に肉体を動かし、血行を促進し、

酸素や栄養素を全身の細胞に送ってやる必要があるという。また、

不足している栄養素は補い(例えば、3大栄養素、カルシウム、鉄分、

ミネラル、ビタミンなどのうち、本人がその時

不足しているものを補う)、反対に取りすぎている成分は控えるように

すると述べている。

「どのようにすぐれた新薬に対しても、すべての望みをかけては

ならない。病気の勢いを止めるのは、基本的には休養に支えら

れた自然治癒力だけなのだ」とは、リウマチ研究の権威、小田

禎一の言葉だという。

 

出典Wikipediaより

これに加えて私の考えですが、自然治癒力を最大に働かすには

背骨の並び、特に第一頸椎、第二頸椎(上部頸椎)を整えることも

重要です、全ての身体的コントロールは脳から脊髄、更に末梢神経

へと身体の隅々に伸びて行く神経の通信によりますが、身体の歪み

によりどこかで神経が圧迫されていると、脳と末梢との通信障害が

起きてうまく自然治癒力が働けない状態になってしまいますのでここ

の手入れをする事も大切な事だと思います。慢性的な不調が中々

治らない人は歪みをチェックしてみるべきですし、気付かない内に

歪んだりズレたりしている事が多いので定期的な骨格の検診を

受けることが出来たら最良ですね。

 

私たちHAPでは定期的な骨格の検診もお受けしておりますので、

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