こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 

 

RUNNETの「検索ワードランキング2023」で、日本全国のマラソン大会で奈良マラソンが2位だそうです。(大阪が1位、神戸が5位、東京が8位)

 

大阪の1位は納得ですが、関東の方がランニング競技人口が多く東京が1位、2位に来ても良さそうですが、鼻から「当たらない」と検索をしない人が多かったでしょうか。

 

人気を証明するかのように大阪城・長居の練習生から奈良マラソンには16人が参加!パーソナルの教え子も含めると20人以上が出走していました。

 

例年は神戸が人気が今年は6人のみ、奈良の人気の高さに驚きます。


当日の日中の気温が17℃以上、運動中の体感気温はそれよりも高いとあってか、レースはほろ苦い結果となった報告が多かったです。

奈良マラソンは12月開催で寒いイメージがあるそうですが、僕が2021年に応援に行ったときも沿道に立っているだけで暑かった。


土日ともに気温が似ていたので前日に90分ほど参加ランナーの負荷を味わうために走ってみましたが、暑さが苦手な僕でも暑さは感じるものの、めちゃめちゃ暑いというほどではなくむしろ快適に感じました。


後半の落ち込みはやはり練習でしょうか。

 

・マラソンは経験も重要なスポーツ

後半の落ち込みがまだ比較的少なかった人は今年初マラソンでなく、シーズンでマラソン経験者が多かった。年に一回程度のマラソン大会で、マラソン大会の中でもアップダウンの多い奈良のコースを選んで「ベストに近い走りをしたい」というのはそもそも難易度が高いとは思います。
 

今年2回のコーチングをさせてもらった奈良県在住の30代男性ランナーTさんから喜びの報告をいただきました。

 

いつもご指導ありがとうございます。無事に奈良マラソンも完走でき報告させていただきます。春は先には、坂道になると「ひざが痛い」と話していたのが、アップダウンのある奈良マラソンで後半もペースを落とさずに完走できました。安藤コーチのご指導のおかげです。来年は大阪マラソンにエントリーしており、3時間15分以内を目標に準備します。

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おめでとうございます!5月に初マラソンでサブ4、秋にサブ3時間15分に近いタイムとランナーとして急成長ですね。

 

Tさんのランニング変遷

2023年
1月 ランニングをはじめる

2月 練習会カイゼンに体験参加
3月12日 飛鳥ハーフマラソン2023で初ハーフマラソン完走
3月31日 練習会に参加したことをきっかけにパーソナルカイゼン受講(初回)
5月14日(日)「Challenge4 OSAKA」初マラソンでサブ4(3時間56分20秒)
8月 パーソナルカイゼン受講(2回目)3時間45分を目指して相談
11月19日 神戸マラソン(目標タイム3時間45分→結果3時間18分42秒)
12月10日 奈良マラソン(3時間21分41秒)

2024年
2月25日 本命の大阪マラソンで3時間15分以内

 

・体重80kgの元ラガーマン、将来的にマラソン3時間以内に挑戦!

なぜ今日Tさんをご紹介したかと言うと、Tさんの体重は80kg以上あります!小学生から大学生までラグビー部で体格が良く筋肉質で、「ラガーマン体重80kgで、将来的にマラソン3時間以内」を目標にチャレンジされています。

 

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た、体重80kg超でマラソン!?

 

はい。ランニングを始める前はもともとは92kgあったんです。

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体重やランニング歴、目標タイムを聞いたときははじめ驚きました。


コーチ指導歴12年になりますが、僕の知る限り70kg前半台でサブ3の人は知っていますが、それを超えて達成された人を知りません。

 

マラソン3時間以内を達成する人は、日本全国のランナーの中で3%から4%以内とも言われますが、そのうち体重が80kg近くて足の速いランナーはどのぐらいいるでしょうか(ごくわずかでしょう)。


知り合いのランナーさんで元ラガーマンでマラソンサブ3を達成された男性がいますが、やはりランニングを始めてから65kg以下まで体重は減少をし、僕よりもスリムな体型をしています。

 


水泳やロードバイクと違い、ランニングは体重が大きく影響するスポーツですので、体重の軽い人の方が運動に必要な酸素量やエネルギーも少なく、一歩一歩の着地に対する衝撃負担も少なくて済みます。

 


体重が80kgを超えて足の速いランナーは、世界にはロシアにドミトリー・ミチャエフという選手がいるのですが、体重が85kg近くあってフルマラソンを2時間30分で走ります。

 

成長するきっかけとなったのは「自分は一般的なランナーのように痩せ型ではないんだ」とその事実を正面から受け止めて、自分の重いからだを運べるように徹底した筋力トレーニングに励んだことからとインタビューで話しています。

 

マッスルモンスターになり、世界トップクラスのトレイルランナーにまで上り詰めました(奥さんともにレッドブルの契約アスリートでムキムキです)

 

体重の重い男性にとって、ミチャエフのInstagramの筋力トレーニング動画は参考になると思います。
https://www.instagram.com/mityaev.dmitry/

 

やっぱりマラソンにおいて体重は大事なのですね。開き直って”マッスルモンスター”の道を目指すのも面白いと思いました。モデルケースとなる人を教えていただきありがとうございます。インスタを見ましたが憧れます(笑)

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体重の重い人が注意をしたいのはランニングシューズのへたりも早いといういこと。体重の軽い人と同じでなく、買い替えの頻度は上がります。同じように考えてへたったシューズを使い続けていると故障のリスクを高めかねません。

 

パーソナルでアドバイスを受けてTさんが抜本的にカイゼンしたこと

食生活の見直しによる減量(2022年92kg→2023年83kg→現在80kg)

フォームの見直し(股関節の動きの改善など)
練習メニューの見直しと変化

練習に起伏走やトレイルランニングの取り入れ

ジョギング用シューズの見直し

レース用シューズの新調

インソールをカスタムオーダー

 

パーソナルを受けてからひざの痛みがなくなり、それまではピッチ数が155ー160だったのが175ー180で自然と刻めるようになりました。

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長年コーチをしていて思うことは、素直に教わったことを実践できるのも”若さ”。年齢を重ねていくとそこに邪念や自分の考えが入りやすい。

 

練習メニューの見直しが最も重要なことは言うまでもありませんが、フォーム修正にランニングシューズの見直しまでTさんはできることは全部行いました。一つだけ見直すよりも”複数のことを同時に見直す”とその効果も高くなります。

 

今になって、安藤コーチから教わった言葉「速くなりたいのであれば好きな練習だけでなく、役に立つ練習もやらないといけない」という言葉が身に沁みます。和製ミチャエフを目指し、来年はサブ3も射程にいれたてトレーニングをしたいと思います

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「速くなりたいのであれば好きな練習だけでなく、役に立つ練習もやらないといけない」とはじめに話したのは、数多くのマラソン金メダリストを育てた名将レナート・カノーバ コーチです。


 

僕は記録更新の報告以上に、パーソナルを受ける前までは「ひざが痛い」と話していたのが、その後も故障がない好調なのが一番嬉しい。タイムは二の次です。

 

Tさんが体重80kgでサブ3を達成することがあれば、多くの重量級ランナーの希望と励みとなることでしょう。

Never Stop Running.

 

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