朝から宿のメンバーでピラミッドを見に行くことになった。
地下鉄の駅を出ると町中から既にピラミッドが見えている。
色々と噂は聞いていたけど「本当に町の中にあるんだなー」と実感！
移動手段が地下鉄ってところにも驚きだったけど(笑)
店の人達も気さくに声をかけて来てくれて、相変わらず愛想のいい人が多い町だなーって思いながらピラミッドのゲートを一歩くぐるともうそこは別世界。
昔のインドのコルカタ並にしつこく物売りがつきまとってくる。
しつこさでいうとコルカタ以上！
なんとか交わして遺跡の中に入ると、その中までは入って来れないらしく、しばらしの平穏が訪れた。
と、いきなり後ろから声を掛けられた。
「あれ？？タイトくん！？」
振り返るとボリビアで一緒にウユニ塩湖を見に行ったゆりかさんがいた！！
「この格好ですぐわかったよーー！！」
そういや、ボリビアから全く同じ服装だもんなー！！
むしろ日本を出発してからずっとこの格好か。。。
それにしてもウユニ塩湖に一緒に行ったメンバーとエジプトのピラミッドの前で再会ってすごい偶然だな！！
「一回、日本に帰ったんじゃなかったんですか？？」
「一回帰ったけど、また出発してきたんだよー！」
しばらく今までの旅の話をして、ゆりかさんの時間がないらしくて別れた！
スフィンクスやらピラミッドのベタな写真を撮って、エジプト人というピラニア達が群がっている外に出るとまた付き纏ってくる。
勝手に頭に帽子を乗せてきて、金を請求してきたりで本当やりたい放題！
俺がいらん！って一喝すると諦めてくれたけど、その間に後ろにいたメンバーが腕を掴まれて怒鳴られて、ほとんど恐喝状態だった。
帽子代の代わりにってそのメンバーがかけていたサングラスを無理矢理取ろうとしてサングラス破損。
俺も止めに行ったけど足早にそのエジプト人は逃げて行った。
その後も何人ものエジプト人に付き纏われて、それだけで十分エジプト人を
嫌いになれるほど面倒くさかった。
もちろん、中には良い人もいたんだけどさ！
帰りにやたら人懐こい子供たちがいて、本当にかわいかった。
市場で大量にお土産を買って夜行バスに乗った。
ここでみんなとはお別れ。
ここからは俺一人になる。
世界一周も残すところ一都市。
ルクソールに向う夜行バスの中ではなんとも複雑な心境だった。
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