「役者をしていますが、感情が入ると早口になり滑舌がコントロール出来ません。
また、頭の回転が一致しない感覚があり、初見読みが苦手です。」
と滑舌と早口を直すためにお越しになった生徒さん。
「ここが克服できるともっと他の表現のところに稽古を割けるので、なんとかしたいと
思っています。」とのことでした。
早口になるのは「早口になる理由」の通り、滑舌の悪さ、声の出し方、頭の回転の速さと、3つの理由があります。
生徒さんの場合は、文章を読む際に、文字を追うスピードの方が早く、それを言葉にする時には、リズムが崩れ、早口になる部分がありました。
例えば、「真っ只中」の「ただな」が高速で言葉が走るなど。
当然、頭で理解する方が早いので、滑舌が良くない場合には、発音が追いつかず、省略してしまったり、早口になってしまうことがあります。
生徒さんの場合は、滑舌の悪さと頭の回転の速さの2点が原因で早口が起きていましたので、
早速、舌トレーニングを開始です!
トレーニング中は、「舌が・・・つりそうです!」と。笑
舌の筋肉トレのため、使っている感がある方が効果がありますので、
ガンガントレーニングを行いました。笑
練習後、文章をお読みいただきますと、
「ゆっくり読めてます、不思議」とのこと。
ブラボーです~
生徒さんの場合は、子音を省略してしまうことで早口が起きていましたので、
子音を強化する舌のトレーニングで早口を直したという流れです。
この状態をキープしていただき、さ行やた行などのトレーニングも行い、
最近の調子を伺いますと、
「最近、初見でも早口になりません!あと、自分の弱いところが分析できて面白いです!」と。
生徒さんの仰る通り、全てに於いて原因は明らかで、原因を分析し、ピンポイントで滑舌練習を行うことで、滑舌と早口を直すことが可能なものです。
どんどん、サクサクと苦手な部分を克服されていますので、
このまま、滑舌に左右されず、お仕事に専念して頂ければと思います
「言葉省略の早口とは」も併せてご参照ください。
オンラインレッスンスタートしました。
日本初、滑舌トレーナーによる
滑舌矯正、滑舌トレーニングを行う東京・渋谷の滑舌教室です
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