こんにちは

神奈川県川崎市高津区「あきピアノ教室」の
あき先生です

先月ご入会下さった年長のS君
当教室2人目の男の子です

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お二人のママが共通して言われた事

それは

「うちの子、落ちつきがなくて〜あせる
「30分のレッスンが務まるか心配


というお悩み



でも大丈夫❗️

なんと言っても
私自身が

8歳と5歳の怪獣みたいな息子達ウシシニヤ
子育て真っ最中なのですから

この年頃の男子には慣れっこ。
指導も得意ですよ


ママがみんな気にされる

「落ちつきがなくなる理由」

それは

目に入るあらゆる物への
「止めどない好奇心のため」目

興味の赴くまま

そちらに吸い寄せられちゃう男子


それなら
その性質を活かして

始めの数回のレッスンは

男子特別カリキュラム

なるものを作りました

いくつかの例をご紹介します。

①虫眼鏡でグランドピアノを見てみよう目

男子はメカニックなものに惹かれがち。
グランドピアノの構造が気になって
仕方ない子には


レンズが10cmぐらいある
特大虫眼鏡を持って
グランドピアノを一緒に研究します

ピアノの蓋を開けて

「どれどれ…」


生徒さんは10cmぐらいのレンズをした
虫眼鏡を片手に

”名探偵コナン”になってもらいます



そして椅子に立ったり
私が抱っこをしてあげて

一緒にピアノの箱の中を覗きます。



「針金がたくさん通ってるねぇ〜」

「よ〜く見ると太さが色々だね〜」

と高音低音の弦の太さの違いを理解して
もらったり

ピアノをポンと弾いて
フェルトが下から弦を叩く様子を観察🤔

後は

ピアノの下にもぐって
(これ、子供に大人気

ピアノの裏やペダルの構造をみたり

そして

そんなもぐってどれどれどれと
あちこち見ている生徒さんに黙って
私が急にピアノを弾くと

みんな「わー!」と言って
びっくりしますびっくり❗️

ピアノのあまりの大音量を体全体で感じて
「うるさいよー❗️」なんて言って耳を
塞ぎますが、お顔は楽しそうです音譜



②ピアノでじゃんけんしよう


2個の黒いお山をチョキチョキ
3個の黒いお山をグーグー
白鍵をパーパー

と決めて
「じゃ〜んけ〜ん、ぽい!」
なんて言いながら
ピアノでじゃんけん大会です爆笑

これで、鍵盤の並びを理解。
その発展で2個のお山の左の白鍵が
ドだと遊びながら覚えます。

ジャン、バシャンなんて
それは騒がしい音が鳴りますが
気にせず元気にじゃんけんです。


ピアノを叩くのも今回が最初で最後。
男子は優しく弾く前に
思い切り音を鳴らしたい衝動に駆られる
子が多いので、一度思いっきり
叩いて鳴らして楽しみますてへぺろ

■指番号を楽しく覚えよう

こちらは指番号を遊びながら
体に覚えこませるいい教材を
使っての遊びです。

これは
AIMEI先生の「ゆびばんごうできょうそうだ!」
というもの。

これと、私お得意のストップウオッチを使って
タイムを計ります。

「ゴールまで指でかけっこだよ!」
「ママと○○君、どっちが早いか競争だ!」
「よーいドン‼️」

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なんてやって大興奮しながら
ワイワイ楽しく指番号を覚えます。





どれも男子は大〜好き爆笑

こんな風に

レッスンの内容を3分〜5分で
コロコロと変えてやっていると
あっと言う間に30分が終了。

遊んだ!楽しかった!という気持ちで
実はちゃんとピアノのレッスンに
なっているんですよてへぺろ


「初めてのお教室」

落ち着くのが苦手なお子さんも

先生ってこんな人

ピアノってこんな形

教室のココにはこれがある

気になる 「これ」があったら
触ってみる




最初に興味を持ったものを
思う存分味あわせてあげると

男子の気持ちも満足したのか
ス〜っと落ち着くみたいです。

私たち大人も同じ事ありますよ。

旅行に行った先のホテル
新しく引っ越しした部屋

などは
その場に自分を馴染ませるためには
なかなか落ち着きませんよね。

それと一緒です。

こうやって
初回、2回目のレッスンをしていると
3回目ぐらいからのレッスンが
スムーズに運ぶと感じています。


このS君

お母さんの心配をよそに
2回目のレッスンからとてもいいレッスンが
出来ました

1回目にピアノというものを知ってから
俄然ピアノへの興味がわいたらしく

来て早々
ピアノを弾きたくてウズウズするS君

キラキラした目でピアノを見ています✨
前回とはまるで目つきが変わりました。


そして、レッスンの最初にやる
和音にあわせてのご挨拶では

ピシッと立って
「よろしくお願いします」
のご挨拶が出来ました爆笑




その後
前回シールをペタペタ貼って覚えた音階
「おとのかいだん」
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これを見ながら
音階をピアノの伴奏にあわせて
歌います。

毎回歌う事で音を覚え
ドレミを上行下行どちらからでも
途中からでもパっと言えるようにする
トレーニングをしました。


その時です‼️

何にも教えてないのに

ドからレ、ミと上がるにつれ
持っている音階のプリントを音にあわせて
上げていき、高いドまで行った時には
万歳のポーズで歌ったS君


そう!この感性!素晴らしいです‼️ 

次回から先生がやろうとしていた事を
何も言わなくても音を感じて
自然に体で表現したS君‼️

思わず私はS君に拍手しました爆笑

これ

ママからの目線でみれば
落ち着きがなくて困りもの
となるかもしれませんが

反対返せば

実は人一倍色んな事を感じられて
体で思わず表現せずにはいられない!

という見方もできるのです。

そう私が思うに

それはまぎれもない長所
短所ではありません!

その感受性
芸術をやる上で欠かせないものですもの


その伸びやかな感性を失わず大切に
これからのピアノの演奏に活かせるよう
指導してまいりたいと思います✨