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子育ては、一歩進むごとに見たことのない扉が立ちはだかる。

いつも開けようか、開けるべきか、いったいこの扉は何の扉や....と

その扉の前で躊躇してしまう。開けてしまえば、とんでもないことが

起こるのか、もしくは素晴らしいことが待っているのか...神のみぞ知るポーン

でも、開けなければ前には進めない。

時々はその扉がいくつも登場し、どれかを選択して歩まなければならない。

選択の連続なのかもしれない。結局は何が正解で、何が正解でなかったのかも

分からないことの方が多い。

 

自分が歩んできた人生を考えたら、本当に無駄なことが多い。でも、それが無駄なことか?と言えば、意外とそうでもなかったりもする。あ〜、あんなことしなかったら良かったなあ....と思うことが多いけど、それをポジティブに考え始めると意外と面白いことに役立ったりする。間違えなく、私の両親もハラハラ、ハラハラ、ずっと未だにハラハラしながら私の成長を見守っているのだろうと思う。それがブーメランのごとく私にも返ってきてる。ポーン

 

ルークの最終的な選択、高校に行かない。サッカーで推薦してくれる高校もいくつかあったけれど、それをお断りしてのルークの決断。

それは、私にしてみたら青天の霹靂。人と違う道を選択したルーク。

サッカー選手になりたいという夢がどこからどこまで本気なのか分からないけど

自分で仕事をして、お金を貯めて海外にサッカー留学をする。そして

海外を目指したい。そういう道を選んだ....

 

お父さんの働く職場の社長さん、サッカー大好き。今でもバリバリサッカーをやっている。そして職場の人達もサッカーをやっている人達が多い。そこで雇って頂けることになった。そして、今日、お父さんと一緒に張り切って初出勤した。

今頃、ビシバシやられてるかなウシシ

 

初出勤の前、玄関で『頑張りや!」って言ったら、「大丈夫、全く不安な気持ちはない」と握手をして出て行った。

なんだか、頼もしくて涙が出そうになった。きっと、職場ではヘナチョコだろう。

最初は使い物になるかどうかも分からない。でも、とにかく男らしく出て行ったことにちょっと感動した。高校に行って好きなサッカーを思い存分する方法もあったけど、それを敢えて選ぶのではなく、勇気を持って難しい道にチャレンジすることにしたルークを私はもう応援するしかない。

 

もし、本当に学校に行くことが必要だと思ったなら、きっとすごく勉強して高校に入るのか、もしくは大検を取って大学に行くだろうと思う。本当に勉強が必要だと思った時に勉強をするのが一番いいと、私も正直なところそう思う。ルークは中学時代、本当に勉強せーへんかったもんなあ〜。まあ、あのまま高校に行ってても勉強せーへんやろうなとは思ってはいたけど。

 

ルークが高校に行かないことに関して、色々な人から色々なことを言われた。

私自身とにかく心が揺れたし、不安にもなったし、心が折れそうにもなった。

ひどい親とレッテルを張られているんだろうなと思うこともあった。

そんな中、中学卒業式の日、「ルーク将来楽しみにしてるからな!」と

ルークを応援してくれる先生が沢山いて、ルークの卒業アルバムにも

「ルーク頑張ってサッカー選手になれよ!」と山のように、友達からの温かい応援

メッセージがいっぱいに書かれていたのを見て、私が心が折れそうになっているのが

バカバカしくなったし、今日のルークがたくましく出て行った姿を見て

私の迷いも何もかも吹き飛んだ。

 

私自身、高校で何を学んだか.....正直あまり記憶がない。意地悪な女の子が何人か居て

イヤな思い出がたくさんある。やたら校則がうるさくて先生によく怒られた。授業で言えば、つまらない授業が多くて、あまり勉強する意義も感じてなかった。日本史の面白い先生の授業を少しばかり覚えているくらい。外に習いに行っていたデッサン教室のおじいちゃん先生が面白過ぎて、学校よりもそっちで学んだことの方が大きかった。英語を本気で勉強したのは、アメリカに行った時に喋れないことには誰ともコミュニケーションが取れないと気づいたから。結局は学校で学んだことよりも、ストリートで学んだこと、仕事で学んだことが一番自分の人生の中で大きいのではないかとも思う。

 

ルークが高校に行かないことを選ぶ扉を開いて、今日その中に入ったばっかり。まだ、それがどうなのか何も分からない。ただ、その中に入って、ここからルークの人生の始まり。思いっきり伸びて、生きて、自分の人生輝かせて欲しい。

人と違った人生を歩む決断をしたなら、思いっきり後に続く人達の参考になる生き方をして欲しい。心からそう願いつつ.....

 

私も頑張ろう♪ルークに負けないように。