シリーズものです。
最初から順番にお読みください。
第1話:生命①
第2話:生命②
8月21日
夜が更けるにしたがって症状は悪化していきました。
腹痛の感覚がさらに短くなっていったのです。
ジッと寝ていることもできず、部屋の中を歩き回ってみては腹痛が遅いしゃがみ込む…
この繰り返しです。
「ちょっとでも食べようかな…体力つけなきゃ…」
そう言いながらおにぎりを食べ始めました。
「…」
「…」
「……飲み込めない」
妻は頬張ったおにぎりを頬袋の中にため込んだまま飲み込めずにいました。
「あはははははは~リスみたい」
「う~…何とか飲み込んだ…」
そうこうしている間も腹痛は続いていました。
症状は一向に改善を認めません。
昨夜から不眠の妻は、徐々に体力を奪われていっていました。
20時過ぎ、ついに病院へ2度目の電話をかけました。
続く…
最初から順番にお読みください。
第1話:生命①
第2話:生命②
8月21日
夜が更けるにしたがって症状は悪化していきました。
腹痛の感覚がさらに短くなっていったのです。
ジッと寝ていることもできず、部屋の中を歩き回ってみては腹痛が遅いしゃがみ込む…
この繰り返しです。
「ちょっとでも食べようかな…体力つけなきゃ…」
そう言いながらおにぎりを食べ始めました。
「…」
「…」
「……飲み込めない」
妻は頬張ったおにぎりを頬袋の中にため込んだまま飲み込めずにいました。
「あはははははは~リスみたい」
「う~…何とか飲み込んだ…」
そうこうしている間も腹痛は続いていました。
症状は一向に改善を認めません。
昨夜から不眠の妻は、徐々に体力を奪われていっていました。
20時過ぎ、ついに病院へ2度目の電話をかけました。
続く…