製本の仕事 | Welcome Coody & Sandy

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ミニチュア・ピンシャーと娘の毎日

暑い・・・本当に暑い 宝塚です。

お天気がよくていいんですが、暑いです;



さて、仕事が押してきていて、些かパニクってる母ですが、

すべての手を止めて、一つの仕事に没頭しました。

その仕事とは・・・製本。



ご依頼主は、母の生徒さんです。

生徒さんと言っても母よりずっとずっと年上の方で、

もう随分前に「ホームページなるものを作りたいのでご教授願いたい」

と・・・来られました。

ホームページかぁ・・・このお歳で・・・・

と、思いましたが、

やりたいとの一心で、必死で覚えて行かれました。

ご自分のホームページを作りたい理由は、

新聞などに自分の意見を投稿するもよし、

だが、自分が書きたいときに書けて、みなさんに読んで頂きたいのだ。

とのこと。

もう、どれくらいになるでしょうか?

書かれたコラム的記事は576ページにもなりました。



今年、まだ寒い時に事務所に来られて

「恥ずかしながら、私家本を出したいと考えます。」と言われ、

そのホームページの記事から、ご自分が選ばれたものを

本にしてほしいとのことでした。

150ページの本。

記事をひとつひとつ、打ち込みし、レイアウトし、

印刷紙、校正頂き、

また、レイアウトし直す・・・などの作業でした。

本の完成は、お盆過ぎの予定で作業をちまちまと進めていました。

が・・・

この校正の途中で、体調を崩されて、入院。

退院されて、少しはお元気になられたので安心していたのですが、

その時に頂いたメールに「もうお目にかかれぬやら知れません」とあり、

飛んで行きました。

しんどそうにはしておられたのですが、まだまだお元気。

安心しておりました。 が・・・

先日、奥様が来られ、

「危篤です。」とのこと。

そして「どうしても、どうしても先生にお目にかかりたいと申しまして・・・」と。

本の事が気になるのか、最後のメールに書いてあった

「私に万一のことがあれば、パソコンを処分頂きたい」と、そのことか・・・。

とにかく、とにかく 製本を仕上げてお持ちしたい・・・と。

で・・・150ページ。 50冊の本を

先ほど仕上げました。

今日は、少しばかり事務所を早く出て、病院に本を持って伺おうと思います。



奇遇なもので、この方は母の亡父のこともご存じでした。

いつだったかレッスンの時にレッスンではなく世間話になり

「先生のお父上は・・・」とお話しされて、亡父のことをご存じだったのだと分かりました。

「お世話になったのですよ」と言って下さり、

それ以来、今まで以上にあれこれとお話しして下さっていました。


今日、本をお持ちして、少しはお元気になられるといいなぁ・・・。

そう思っています。