生産中止になってしまったセロー。新排ガス規制やらABS標準化やら、時代なのかもしれないが、個人的にはセローは関係無いだろと思ったりして。
750cc以下のバイクに必要か?ABSなんか大きなお世話だよ。
なんて事言ってるとエコテロ団に暗殺されるのでやめときましょ。

今回はエンジンからオイル漏れ、フロントフォーク、スピードメーターインディケーター、スプロケットなどなど、目白押し。



一番痛いのはシリンダーベースからの漏れ。プレッシャーがかかってるオイルなので、このままだと重大な故障に繋がるが、ここを修理するにはトップエンドをバラさなければならず、コストがかかる。
が、しょうがありません。

ん?液体ガスケットが付いてる。。。前に何かしらで開けてリングを再使用したのが漏れの原因。
何故こんな事をするのか理解できん。
各ガスケット、オーリングなどを交換、ピストン、リング、燃焼室からカーボンを除去。


で、組み立てなんだけどセロー系エンジンであるあるが、タイミングチェーンがクランクスプロケットから外れる。
外れるのは簡単に外れたりするが、再度入れるのは至難の技。ジェネレータ、ワンウェイを外した方が早い。
スプロケットとケースにもTDCのマークがある。確信犯か、ヤマハめ!
外れやすいのは分かってるからチェーンにテンションかけて組むんだけど、カムスプロケットの合わせ時に緩んで外れる。


フロントブレーキも不動なので修理。マスターはオーバーホール、キャリパは分解洗浄。
ヤマハのフロントブレーキってスカスカににらない?なるよね?特にセロー。
レバーの構造もあるのだろうけど、シリンダーが固着して戻って来なくなってるのを良く見る。

その他の作業も完了して、テストと思ったら雨。また台風。10月はほぼ雨。
11月は晴れが続くのを熱望します。