和歌山に友人と訪れてきました。
青空と太陽光の中 テクテクと駅から散歩がてら 女人高野と呼ばれる
慈尊院と丹生管省符神社参拝のために…。
神社は慈尊院の敷地内にある 119段の階段を上がると境内が広がっている。
弘法大師(空海)が 816年に創建したと言われ ここは世界遺産にもなっています。
終点の高野山より少し手前の 九度山駅から歩けます。ここは高野山の庶務を司どる玄関口役所として慈尊院が建てられた。子を心配する母親が、香川県から弘法大使を訪れるも
山上には 女性が上がれなかたことから この寺で宿泊をしていたらしい。
よって 慈尊院は弘法大師のお母様もお祀りされている。
この日は21日であったので、大師堂の扉は開かれ 対面できるように開帳されていました。
女人高野と呼ばれるのは 昔は女性は高野山に行くことは出来なかったので
ここから高野山を、眺めて拝んだと言われます。母親でも山に入れなかったには驚きですが。
屋根と屋根の間に見える 尖った遠くに見えるのが高野山🏔️ です。
境内の一箇所にレンガで印が埋めてある。
そこからだと高野山が見えます、その場所から女性は祈りが捧げられたという。
見える高野山は、あまりの小ささにびっくり。
神への祈りに性別が問われるなど なんとも悲しい時代である。
さて
今回 ブログに綴りたかったのは、九度山に向かう南海電車の中での出来事についてです。
しかし
その前に10月にイギリスにtranceを学びに行き、その後 姪っ子たちとロンドン観光を1週間した話が必要である。
tranceを学び終え 姪っ子たちと合流した初日は日曜日、フリーマーケットなどに行ってみようか?とノッティングヒルゲートに出向いた。
ジュリア ロバーツの映画の「ノッティングヒルの恋人」のロケ地となった
本屋さんでの出来事。
しかしこの日は、tranceの授業を受けた影響が まだまだ抜けず、
私の意識は、かなりぼーっとしていた。
ここまでの道案内は全て 姪っ子に任せてた。
観光客でぎゅうぎゅう詰めになっている小さな本屋さんで 可愛い「不思議な国のアリス」の
書籍を見つけ 購入に並んでた。店内はほんとに狭く身動きがかなり
取れにくい状況であった。
ようやく購入し 向かい側の雑貨店にいる姪っ子たちを追いかけた。
移動し 雑貨店に入った途端 えっ?なんか軽い感じがする。
ハッとし 携帯がない事に気づく。姪っ子に携帯がないと叫び
向かいの本屋に直ぐに戻った。
この旅の2ヶ月前の8月に iPhone 14は購入したばかり。
バッテーリーの問題があったので イギリス旅行🇬🇧のために機種変変更したのであった。
購入したてのそれが無くなったとなると 当然慌てる、まして海外。えっうそ〜。
観光 初日。マジでないわー。ちょっと待って〜。と 頭の中は声が飛び交う。
すぐに書店に戻り店員に聞き、店の中を探したが、回答は、
I don’t know, Sorry about that. 店員は顔色も変わらず、我関せずと淡々とした返答。
恐らく支払いの時に、レジ台に携帯を置いたのではないかと予想するが、それさえも定かではない私の記憶。とほほ。
姪っ子たちと騒いでるとある女性が、携帯を探しているのか?と聞いて来た。
「誰かが携帯を持っていた。そして誰かに渡しているのを見たよ。」と声をかけられる。
誰が誰になん? ツッコミどころ満載の情報。笑
当然 その情報が 役に立つことはなかった。😢
姪っ子たちは、Z世代である。彼女たちには、iPhoneが手元にないこと自体が、
受け入れることができない状況のようで
二人は必死にあらゆる方法で 探そうとしてくれた。
おばちゃんは、ありがとう😊。の想いで 彼女達の探してくれてる姿を見ながらも
頭の中は、今後の事などいろんな考えがフル回転。
そして
無くなった事に気がついた 10分後に出た私の心の声の答えは、
探すのをやめよ。
しゃーない、諦めた。
帰国したら悔しいから バージョンアップして新しい
iPhone 15を購入しよう。と決断した。
そして 意識を切り替え「ここはロンドン。」と 自分に言い聞かせた。
姪っ子たちから「えっ? いいの? 警察も行かないのか?」と言われたが、
帰国したらまた購入するから大丈夫🙆。観光続けよ。と 答えた。彼女たちのせっかくの
初日なのにこれに時間をかけるのは気が引ける。
そういえば7年前の事 一人の姪っ子とAFCに tranceアートの授業を受けに行った。
その帰り道 ぼーっとした同じ感覚でバスに乗っていたら
運転手の急ブレーキに 見事にバスの中で吹っ飛んだ。
嘘のように身体が軽く感じ 運転手の横まで転がっていった。
運転手に大丈夫と言うそぶりはなく、めっちゃ怒鳴られたことがあった。😅
おそらく 運転手は恐怖を感じたのであろう。
怒鳴られたことで ハッとし「 ロンドンに戻る、しっかりして。」と 自分に
言い聞かした 経験があったことを思い出した。
私に取って trance漬けの1週間は、
現実社会からかなり離れてしまうような 意識レベルにされるようである。笑笑😆
さてさて話しを戻して和歌山への旅。
難波から九度山に向かう電車の中 ある駅で男性が下車したあと 並びに座ってた男性が
大声で叫んでた。「携帯 忘れてるー。」と
しかしながら
その声をかけられてる男性は、気がつかず下車し ホームを数歩歩いてた。
叫んでた男性は 立ち上がり
携帯を持って 電車の入り口まで走り「ちょっと携帯を忘れてるで。」と
その叫び声に振り返った男性は 慌てて戻り 笑顔と共に頭を下げ 走る電車を見送ってた。
そのやり取りを車両の乗客はみんな見守っていた。
無事に手渡された状況をみて 恐らく誰もが
"よかった、よかった。" と ほっこりした気分になったであろう。
その安堵のエネルギーを車両の中で感じた。
私は友達に
「さすが日本、わたしは取られたけどな。」と 思わず2回も繰り返した。
私の帰国後もしばらく友人たちとの連絡が途絶える事になったので、
事情を知る私たちは笑う事に…。😅
そして先日の光景も思い出した。
地下鉄のホームを歩いていると目の前にいる女子高生の団体に向かって、走り出す地下鉄の中から若い男性が 窓を開けて彼女達に叫びながら何かを投げているのを見た。
女子高生達は驚きながらも 投げられたものを見ながら
それが自分の定期入れである事を認識した一人の女子高生は、
「😱えー? これ私の 神ー。」っと
きゃっきゃっ言いながら 拾い上げてた。
名も告げず走り去った彼は まさにヒーローになってた。笑
人の優しさを垣間見ることができることは 心を温めてくれる。
日本はほんとに優しさがある国だよなぁ。と 改めて感じさせてもらった。
この日のお天気と同じように あたたまる日となりました。
感謝。🩷