私の仕事のうちで毎年決まってあるのは、レシピ開発の業務です。
ありがたいことに、製品カタログのレシピブックや、カフェなどの飲食店、
メーカーのメニュー開発なども当然としてあり、
ヨーロッパの製薬会社の疾患を抱えている方へのレシピなども携わることができています。
その中でも、お客様のニーズだったりは当然なのですが、
できるだけより健康的なもの、
できるだけアレルゲンが入っていないもの、
そして近頃は食材のロスや環境負荷を低減できるようなものを検討項目として
自分自身に開発の課題を課すようにしています。
写真のおにぎりは、真鯛の毎日でるアラを使用しています。
アラなので臭みや小骨、うろこの処理なども手間がかかりますが、
できるだけコストがかからないよう、さらには安全に安心してめしあがっていただけるように
製造方法を何度も試作してメニュー開発をしています。
この新鮮なアラをたっぷり使用した濃厚な出汁はそれはそれはおいしくって、
香りもいいっ。
リッチでコラーゲンがたっぷりです。
濃厚な食品ロスにもつながります。
かといって、そのアラを使っているからといって決して経費がかからないわけではありません。
その代わりに人件費がかかります。
食品ロスは、きちんとしたものとして製品作りをしようと思うと、
手間がかかります。
それはそれは丁寧に作ってもらっており、私も時折抜き打ち的に製造場に行くのですが、
チェックしてもいつもきちんと作っています。
このスープは作り手のお客様においしくって健康的なものを召し上がっていただきたいという想いが詰まっています。
(ちなみにこのスープで炊いたこのおにぎりのご飯はstaubで炊いており、
炊き立てのあの鍋の蓋を外した時の香りはたまりません笑。)
食材も無添加なものを使用しているため、この梅干し、、、激高です😱
無添加な梅干し、探してみてください。
すんごーーく数が限られています。しかも高額です。
原価計算をし、なんとかそれをコストを下げる方法も考えてる時は、
日頃ザルの自分自身のエンゲル係数を見直すときでもあります笑。
2048年には人間の海からの魚の漁獲により海に魚が減り、
魚食が海からできなくなるというサイエンスの記事は衝撃です。
一個人の料理教室ではできないことを、
企業を通して考えることができるこのレシピ開発の仕事は私にとっては魅力的な仕事です。