娘の最後のレッスンから帰って来た
1年半後に受験、1度では受からない確率の方が高いだろうから「受験が終ったらまた伺います」とは言っているものの、どうなるかわからない。 浪人になったら勉強に集中しないといけないし、仮に現役合格できたとしてもピアノを弾くひまがあるのか・・・・先生も「戻ってくれれば本当に嬉しいけど、入ったら入ったでめちゃくちゃ忙としいのと違う?」 とおっしゃっていた。
すごく寂しい 実は娘より私が寂しいのだなあ、と思った。 娘を教えていただいていた先生と発表会をご一緒にさせていただいてるので、毎年娘と一緒に出演し、連弾も一緒に弾き、終わった後は家に帰ってきてから、どうだった、こうだったと話すのも楽しかった。
もうそれもできる日が来る保障はない はたしてもう一度弾いてくれる日がくるのだろうか・・・・
この前ネットである女性ピアニストの記事を読んだ。 京大の医学部を卒業して、眼科の勉強のためドイツへ渡り、そこで趣味で続けてきたピアノも教わろうと、門をたたいた音楽の教授に魅せられ、なんと医学の道を捨ててピアニストになってしまった方の話であった。 そのまま彼女はドイツの音楽大学の教授になられたそうだ。 まあ医学の道を捨てるというのも、もったいない話だと思ったが、ドイツの音大の教授になれたのならピアノの方へ行っても大成功したといえるだろう。
それから上杉 春雄さんも医者でピアニストとして大変有名な方だ。 この方は病院の院長であり、プロのピアニスト。本当に医者とピアニストという2つの仕事をこなしていらっしゃるのだからすごい!
ユーチューブでもよく見させていただくが、温かな人柄が表れている素晴らしい演奏で、ちょっとマレイペライアの演奏を思い出した。
こんな大変な仕事を同時にしているなんて、世の中何をやってもそこまでできちゃう人がいるのかと驚いた。 でもお医者さんはけっこう楽器を演奏される方は多いようだ。 私が通っている眼科の先生もずっとフルートを続けていらっしゃるそうで、「医学の本だったら目もそんなに疲れないのに、楽譜はすごくつかれちゃうんですよ~」とおっしゃっていた。 医学書は読みなれておられるが、楽譜はそれほどは読みなれていないからかな でもアメリカでは医者ばかりのオーケストラなどもあるようだし、激務なのによく練習する時間が取れるなと思う。
娘も医者にはなれるかどうか分からないが、何にせよまたピアノを弾いてくれる日がくるといいなと願っている