日頃のご愛顧に感謝申し上げます。今日は国民民主党国会対策委員長として皆様にお伝えすることがあります。
昨日、野党国対の中で、先週末の厚労委の働き方法案の強行採決について野党合同で衆議院議長に申入れようとの提案がありました。しかし今回、国民民主党は申入れに参加しませんでした。

その理由は、厚労委員会の現場での野党の行動にあります。
「もし与党の強硬な運営を議長に抗議するのなら、野党も委員長のマイクや書類に手を出すような妨害行為をすべきではなかった。」というのが国民民主党の考えです。

まず国民民主党は、政府与党の今回の働き方法案の内容、また強硬な審議姿勢には全く賛同しません。そしてデータの不備を見つけ、論戦を挑んできた野党各党の皆様の努力と取組には心から敬意を表します。

しかし私たち野党も、これまでの過去を省みて、今の時代に改めるべきを改めねばなりません。
先週の採決の日の国民民主党代議士会で、私は国対委員長として「与党は多数。いずれ採決の時は来る。でも私たち少数野党に出来ることは採決の妨害ではない。その無念さ、悔しさを目に焼き付け、国民に訴えることにこそ力を入れよう!」と挨拶しました。

野党も自らを改革する。悔しくても、腹が立っても、従来の抗議手法(実力行使や審議拒否)は、もう国民の賛同を得られないのです。

遅まきであっても国民民主党はそのことを自覚し、論戦と政治活動で与党と闘ってまいります。そして今こそ野党自身が自らの政権構想を国民に提示していくべきだと考えています。

野党の足並みに乱れ?と報道陣は色めき立つかもしれません。
今後様々な報道もあるでしょう。しかし国民民主党は明確に自民党と対決し、新政権の樹立を目指す勢力です。今後も野党各党と連携し、果敢に論戦を挑んでいきます。

その中での国民民主党の【乱闘国会との決別!】が、今後の改革につながり、国民の期待に応えるものになれば幸いです。
この思いをどうかご理解いただき、今後とも国民民主党の活動に対しましてご指導賜りますよう心からお願い申し上げます。