相馬圭祐オフィシャルブログ「西陽で部屋の畳が焼けていく」Powered by Ameba -2ページ目

ネムリメグル

舞台『ネムリメグル』

全公演が終了致しました。


ご来場いただいた皆様、応援してくださった方々、ありがとうございました。 



間違った表現や汚い言葉になるかもしれないけれど、ありのままの想いを綴ろうと思います。








ありのままを綴ると言ったのに、ここまで書いた文を今全部消しました。



もう小難しいことはいいかな。



ロスがダサいとか上等だ。



32歳のおっさんもロスるんだよ。




あー、楽しかった。



誰かに何かを伝えることは楽しい。



それがありったけであればあるほど、楽しい。



そんで悲しい。寂しい。苦しい。愛おしい。



俺がやっている芝居も、こうやって綴る言葉も、自慰行為なのかもなぁとか思いながら話しています、お許しください。




良い作品と良い仲間に会いました。



あの、本当に個人的なことになるのですが、少しだけエピソードをば。



伍樹をやってるとね、鼻血がね、出ちゃうんです、クライマックスに。



これは稽古場からほぼ確実に。



案の定出てしまいました、初日に。



とにかく、申し訳なかった。

自分だけじゃなく、他の方の衣裳も血だらけにしてしまうし、何より観てる方々を驚かせ、心配させ、作品を壊してしまうから。



頭に血がのぼってしまうんです。



どうしたらいいんだとヘコみました。



でもね、そこで俺を落ち込ませてくれないのが今回の仲間達。



識大伍樹という役は、殆ど舞台上にいて、ハケはほぼ無し。



だからたまに舞台袖にはけた時は、さながらF1のピットイン。



氷嚢、飲み物、タオル、うちわ。



完璧な段取りとタイミングで仲間達が出してくれるんです。

色んな所から手が伸びてくるんです。



待機中の役者にそんなことをさせてしまうのは、本来なら駄目だということはわかっています。

初めは申し訳なさしかありませんでした。



でもきっと、


「ありがとう、そんなことしなくていいよ」


って言ったところでやめるような奴らでもないだろうし、諦めました。



物凄く愛おしい諦め。



もうね、たまらんのです、その時間が。



もーうね、たーまらんのです、その時間が。



時間は有限なのです、だからこそ痺れる瞬間が生まれるんです。



本当に本当にありがとう。



勿論、そこにいた人間だけでなく、携わってくれたみんなに、ありがとう。



愛おしい時間をありがとう。



俺はあざとく浅ましいから、舞台の上でも自分を使っちゃうんです。



だから「孤高の天才科学者」にはなりきれなかったのかなぁ。



みんなが楽しそうだと俺も楽しくて笑いたい。



みんなが不安そうだと「大丈夫だ!」と言って笑いたい。



みんなが面白いことをしたら素直にみんなと笑いたい。



みんなが言う台詞じゃない「言葉」を聞いたなら笑いたい、そんで泣きたい。



みんなと一緒に走りたい。



みんなといる時が何より楽しい。



みんなが識大伍樹を作ってくれたんです。



相馬圭祐の識大伍樹は、みんなが作ってくれたもの。



だからあんなにみんなとチャカポコするんだ。



ヤドリギでみんなともうはしゃげないんだなぁ。




何回「みんな」って言ったかね。

ダサくて結構、承知の上だ。




自己陶酔満載の文だなあ、読み返したら。

今すぐ消したいけどこのまま、ダサいままで。




法王寺はもう、放し飼い。

アンタをやってる時は最高に楽しかったぜ、サンキュー法王寺。

いつのまにかあんなキャラにしちゃってゴメンね法王寺。

味木と香元のおかげだね法王寺。

でも何気にめちゃくちゃ緊張してたんだぜ法王寺。

やりたかったことをできたぜ法王寺。

オールバックツーブロックピアス代表取締だぜ法王寺。

アンタも俺の一部だぜ法王寺。




さて、垂れ流し続けでここまで書いてきましたが、まだ書き終わりたくない気分でいっぱいです。



いっぱいぱいです。

桃白白です。



約3日間に渡ってブログを書いていますが、今日で終演から1週間、纏めるにはキリがいい。



さて、文字数制限で次に持ち越しです。