スナップwith NIKON 1 + Cマウント
本当に町を撮るのは難しい
難しい?・・・いや、困難?
ん、困る。
撮れない時は一枚も撮れない
それも近所になればなるほど撮れない
正確には撮りたくならない
原宿辺りに行くと
写真学校の学生風の人が
一眼レフぶらさげてうろうろしているのをよく見かける
でも、バシバシシャッターをきってる姿は
あんまり見かけた事がない
「こんな町、今更特別撮るところなんかないよ」
結局、そんな目をして
流れる人を呆然と見送っている
せっかく重いカメラを持って
せっかく出かけて来たんだから
と、
無理矢理シャッターを押す度に
心のどこかがグレーに固まる
もうお帰り、今日はきっと何も撮れないし
無理して撮った物を家に帰ってから見ると
写真やめたくなっちゃうから
そう声をかけたくなる。
ふふふ、僕も昔そうだったんだよ
でもそれは原宿のせいでも
近所だからという理由でもないんだ
その時、撮れるか撮れないかは
いや、その前に撮るべき物を見つけられるかどうかは
自分の気持ちの問題なんだ
落ち着いてりゃいいってもんでもないし
俯いていては見えないし
心を活かさないで
在るものばかりを追いかけてると
そりゃあもう、みんなが知ってる見飽きた物しかないし
いつの間にか珍しい物を見つけようと必死になってるし
そんな時は、
さあ、帰ろう!
最近またよく聞かれる
ブログに書いたことなかったかなぁ?
調べるのも面倒なので改めて書きます
僕のポケットカメラ
とは言ってもレンズをいつも3本もって歩いてるから
ポケットとは言えないけど
一眼レフは持ち歩かない
仕事の時か、よっぽど撮る物が決まってる時でないと
撮らずに帰って来た時に凹むでしょ
NIKON 1 J1 にCマウントレンズを付けて
ちいさなバッグに入れて持ち歩いている
時々メインのアンジェニューレンズだけを付けて
裸でぶら下げてる事もあるけど
そんな時はよく声をかけられる
「これ、何ですか?」って
案外カメラ屋さんでも聞かれる(笑)
びっくりしたのは「ふるいちさんですよね?」って言われた事もある
もちろん顔ははっきり知らなかったらしいんだけど
カメラでそうじゃないかと思ったらしい
確かにこんなカメラをぶら下げてる人は
他に見た事ないなぁと笑ってしまった
町で見かけたら
それ、多分、僕です。
メインのP.Angeneux 16-68mm f2.2
35mm換算だと約2.6倍になるから
41mm-170mmくらいかな
多分50年くらい前のフランスのレンズ
明るく撮った時と暗く撮った時の表情が全く別ものになる
実はこのレンズを使う為にNIKON 1が出たとたん買った
センサーのサイズが
元々Cマウントが使われていた16mmフィルムとほぼ同じ
もうすぐBlack magic からほぼ同じ大きさのセンサーを持ったカメラが
発売されるけど
僕はNIKON 1 のV2の方がほしいな
Black Magicはこの前現物を触ってきたけど
絵作りが何にもできない
コントラストも触れないんだ
嫌だよねぇ、そんなカメラ。
KINOTOR 12.5mm f1.4
年代不明の日本製のレンズ
16mmとの差は3.5mmしかないけど
2.6倍だから9.1mmの差
つまり約32.5mmの広角って事になる
本当はもっとワイドがほしいんだけど
いろいろ試してはみてみるものの
画面がけられたり、歪みすぎたりで使えない
目下の所、これが僕のワイド端
トーンもアンジェニューに似ている
LOMO 25mm f1.4
トイカメラで有名なロモのレンズ
アンジェニューが寄れない(90cmくらい)レンズなので
マクロ撮影はこれでやってる
手前のマクロスペーサーもおまけで付いているので
べったり寄れる優れもの
実はこれは現行商品
しかも4000円くらい
Cマウントのレンズは今でも工業用や監視カメラ用に使われていて
今もいいレンズがいろいろ発売されている
中にはびっくりするくらい高価な物もあるけど
大体は安くで手に入る
まぁ、高画質を突き詰める事も大事だけど
こんな遊びを日々やってる訳です。