カムループスへ | みおぼんのGoing My Days

カムループスへ

前回の記事の続きです(前回の記事はこちら→)。

ロワーメインランドに到着したのはいいのですが、義両親がお迎えに来てくれるのかとばかり思っていた私は、ここから重い荷物を持って混雑する市バスに乗っていかないといけない事を知り愕然。
ウエディングギフトが入った専用の紙袋は重さに耐え切れず取っ手のあたりの紙が破けてしまい、使い物にならなくなってしまいましたし(ちょうど持参していたテープで応急処置して何とかしのげましたが…)、これで実家のノースバンクーバーまで行くのは正直しんどい(汗)。
もっと早く知っていたら市バスやスカイトレインを使わずにパシフィック・コーチライン(長距離バス)で楽に行けたのに~!

その上フェリー乗り場から出ているスカイトレインのBridge Port St.行きバスの乗り場がいつもと違っていた事、そして下船後、約40分も待たされた事もまたいつもと違っていました。

いつも人は多いのでそれは不思議ではないものの、人をぎゅうぎゅうに詰め込んで出発しようとする今回の運転手さんには多少いら立ちが…。

日本の満員電車と違うのは、みんな結構な荷物を抱えている人が多いので、その分場所も手狭になりやすいこと。

私達夫婦は後部の降り口の辺りに立っていましたが、隣に居る旦那の目の前に居た、ドアの横に立っている40代ぐらいの女性(雰囲気や身なりからして日本人っぽい…)が、突然それまで持っていたバッグ(決して大きくない)をドアの取っ手にひっかけてしまい、その場に居た私達や私の目の前に居た女性はビックリ!

きっとその女性なりに気を遣ってそういう行動に出たのかと思いますが、ドアは(バスの車種にもよりますが)自動ドアなので、何かの拍子に開いてしまう恐れもある為、こういう事はしてはいけないのです。
なので私達は一斉に慌ててその女性に注意してしまいました。

旦那は後で、「あの女性はきっと今までバスに乗った事のないお金持ちの人なんだ」なんて勝手な言いがかりをつけていましたが…(汗)。
「もしかしたら単にカナダのバスのルールを知らないだけだったかもよ?」と私は言ったのですが、妙に頑固に自分の(勝手な)想像を支持しておりました(大汗)。

重い荷物とぎゅうぎゅう詰めの車内でいつもよりも更に移動時の体力の消耗も激しく感じた私達、結局旦那は義両親に連絡をし、Bridge Port St.から近い駅まで迎えに来てくれるように頼んでいました。
スカイトレインの車内の方がまだずい分マシだったわ…。

何とか義両親と合流でき、ノースバンクーバーまではぐったりしてつい眠ってしまいました。

翌朝、8時には義両親と共に家を出て、まずはホワイトロックに住んでいるおじいちゃん(義母方の)をピックアップ。
そしてそこから結婚式が執り行われるカムループスまでドライブです。
この日の為に義父はレンタカーを使用。

カムループスは義兄の彼女さんの実家がある所。
なので結婚式もカムループスで行われるのです。
とは言っても、結婚式の会場はまた別の場所なのですが。

いつも家族の行事の際にはおじいちゃんを送り迎えしてくれる同じくホワイトロックに住んでいる叔父家族は今回、一足遅れて現地に到着予定。

おじいちゃんは病気持ちで体調はあまり良いとは言えないものの、気丈な人で、何でも自分でこなそうとする所なんかは他界した私の父方の祖父に似ている面があるなぁ~といつも思います。

そんなおじいちゃんは私達夫婦に会うといつも笑顔を見せてくれます。

今回はおじいちゃんも一緒なので出来るだけ負担がかからないよう、車の乗り降りの際に手伝ってあげたり、途中何回も休憩時間を挟んだりしました。

ランチをどこかで摂ろうという事になり、たまたま車を入れた場所に決定。
そこがまた当たりの場所でおいしくボリューム満点。
$みおぼんのGoing My Days

マッシュルームとグリルドチキン、それにトリュフオイルのクリームソースベースのフェットチーネ。

まさかの量の多さにそこまでお腹が空いていなかった私は途中で珍しくギブアップ。
いつもなら全部食べるか残りは持ち帰る所ですが、今回は移動途中だったので断念。
義家族はみんな私が少し時間がかかっても全部食べる事を身に染みてよく知っている為、無理はしなくていいからね!と念押しされました…。

お会計の際、義父が支払おうとしたら若い人並みの素早い動きで会計用紙をひったくったおじいちゃん。
その決定的な瞬間を見逃してしまった私はいまだに後悔しています…(大汗)。
アイスホッケーや野球が大好きなおじいちゃん、若い頃、戦争中に大怪我を負うまではスポーツマンだったようで、その運動神経の良さはいまだに健在のようです(笑)。

お腹も満腹になり、再び出発。
$みおぼんのGoing My Days

久しぶりの光景です。
約一年ぶり。

$みおぼんのGoing My Days

ここからのこの風景もお気に入りポイント。

$みおぼんのGoing My Days

面白い形にのびている雲。
角度によって形が違います。

それにしてもいいお天気に恵まれ良かった。

ノースバンクーバーを発ってからおよそ6、7時間後、私達が二日間お世話になるホテルに到着。
義兄の彼女さんが手配してくれていました。
$みおぼんのGoing My Days

ロビーは天井が吹きぬけになっていて気持ちの良い空間。
それに付け加え、何かいい香りが漂っています。

$みおぼんのGoing My Days

私達家族、親族や招待客の多くが滞在することになったホテルは「Coast Kamloops Hotel & Conference Centre」
おじいちゃんは一階のロビー近くの部屋。
私達夫婦と義両親は目と鼻の先の部屋同士で二階。

大きなベッドが二つあったので、体を伸ばしてのびのびと寝る事が出来る!と嬉しくなった私。←旦那はちょっと寂しそうでしたが

早速荷物をアンパッキングし、旦那はビールを買いに行っておじいちゃんの部屋へ。
私はバッグに押し込めた翌日着るドレスやワンピースのアイロンがけを。

結婚式のリハーサルは夕方に行われるので、それまでの間各自自由行動です。


次回に続きます。