結婚式のリハーサルに参加 | みおぼんのGoing My Days

結婚式のリハーサルに参加

前回の続きです(前回の記事はこちら→)。

叔父家族はまだ到着しておらず、更におじいちゃんを除き、義両親と私達夫婦でリハーサル参加の為結婚式の会場へ。

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とてものどかで美しい光景が広がっていました。

そして会場に到着。
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ガーデンウエディングではなく、『牧場ウエディング』(笑)。

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ここでセレモニーが行われるのね…。

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この両脇の車輪がなんだかカントリーっぽくってかわいい♪

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ピンク系のお花が華やかさを出しています。

主要メンバー(新郎新婦、マリッジコミッショナー、グルームズメン、ブライズメイズ、新郎方の両親、新婦方の父)が揃った所で早速リハーサル開始。

セレモニーは夕方の6時開始なので、その時間に合わせてリハーサルも行われます。

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中央のストライプのシャツを着た方が、今回義兄カップルの式を執り行ってくださるマリッジコミッショナー。
偶然にも義父とよく似たシャツのデザインで思わず吹き出してしまいました(苦笑)。

さて、「マリッジコミッショナーとはなんぞや?」という方に少し説明致します。

マリッジコミッショナーとは、結婚式において司祭の代わりに式を執り行う人の事で、ちょうど公証人のように正式な資格を持ったいわゆる立会人の方です。

カナダの(カナダに限らず日本を除く世界の多くの国の結婚式はそうですが…)結婚式では、結婚式のセレモニーにおいてみんなの前で宣誓し、最後に書類に署名をするのですが、この署名というのが公的な力を発揮する為(後にマリッジサーティフィケイト(結婚証明書)を発行する為の重要な署名)、こうした正式な資格を持った方の立会いが必要になってきます。
キリスト教式であれば、所属している教会の神父さんか牧師さんがその役割を果たします。

義兄カップルはキリスト教徒ではない為、私達の結婚式の時と同じく人前式という形を取りました。

マリッジコミッショナーは挙式する会場がある場所のエリアに所属している人を選んで頼みます。

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大体リハーサルは式の前日に行われる事が多く(私達の時もそうでした)、その際にマリッジコミッショナーから色々細かい指示がそれぞれの役割の人達、特に新郎新婦に言い渡されます。

私は今回特にこれといった役割がなかったので気持ち的に楽でした(笑)。
強いて言えば私はおじいちゃんの隣に座るので、その際おじいちゃんの事を気遣うぐらいでしょうか。

旦那はグルームズマンの一人に選ばれている為当然参加。
義両親もセレモニーの際は義兄とハグしたりしないといけないので、そのタイミングや立ち位置などの指示をマリッジコミッショナーから与えられます。

今回は何故か新婦側の母が来ていませんでしたが、父は参加。
そして新婦の弟がブライズメイド側につくようです…(笑)。
立ち位置からするとどうもメイド・オブ・オナー役っぽい。
新郎新婦に一番近い立ち位置の人がベストマン、メイド・オブ・オナー役なのですが、メイド・オブ・オナーに実弟を充てるというのは初めて見ました(笑)。

新郎側のお世話役&引き立て役がグルームズマン、その中でも一番栄誉あるのがベストマン。
新婦側のお世話役&引き立て役がブライズメイド、その中でも一番栄誉あるのがメイド・オブ・オナー。
これはグルームズマン、ブライズメイドと同じくベストマン、メイド・オブ・オナー共各自一人ずつ、新郎新婦自ら指名します。
大抵は兄弟・姉妹か、親友が多く、基本的には”未婚”の男女がグルームズマン・ブライズメイド共になるのですが、どうしても事情などで未婚の人物を揃えられない場合は、既婚の男女を揃える人達も増えてきているようです。
男女の人数は各自1~3人もしくは4人ぐらいが多いですが、格式の高い式やたくさんの人達を招いて華やかに演出したいカップルは各自10人前後の人数で揃えてきます。
この辺りはもう本人達の自由です。
人数の多い・少ないに関わらず、必ず新郎新婦側それぞれの人数対比を揃えます。

元々は美しい花嫁を悪魔がさらっていかないよう、華やかな衣装をまとったブライズメイド達が目くらましとなって花嫁を護るというのが諸説の一つです。
日本のように会場の担当スタッフが花嫁のお世話をするというのはなく、その代わり花嫁や花婿のお世話をするのがグルームズマンやブライズメイドになります。
最近は日本でもブライズメイドを用意する人達も増えてきているようですね(でもどういうわけかグルームズマンがいない…。サムシング4と同じく、サムシングブルーのみ広がったような印象)。

彼らは式の前にはバチェラー・バチェラッテパーティー(独身最後のパーティー)を企画・実行したりします。

私は残念ながら仕事の関係でバチェラッテパーティー(新婦側)には参加出来ませんでしたが、旦那はバチェラッテパーティーから約一ヶ月遅れで行われたバチェラーパーティー(新郎側)には参加出来ました。

おおまかに説明するとこういう感じです。

リハーサルというのは結構おもしろく、特に今回の義兄カップルのリハーサルはかなり笑っちゃいました。

いつもは毒舌で冷静沈着な義兄が少しあたふたした様子だったのは愉快でしたね(笑)。

マリッジコミッショナーは元々学校の校長先生だったということもあり、そして義兄カップルも学校関係者(カウンセラーと教師)の為、マリッジコミッショナーからまるで学校の授業中の光景のようなやり取りまで展開されてユーモアも混じってとても楽しかったです。

更に義兄がうっかり間違えて新婦である彼女さんに握手してしまいそうな場面もあり、すかさず、

「ちょっと!一体どこに自分の花嫁に向かって握手するオトコがいるのよ(笑)!」

とつっこまれていました…(笑)。

これにはその場にいた全員が大笑い。

誓いのキスシーンでは実際にキスをするサービスまで見せてくれた二人。
…というか、二人がキスをしているところなんて初めて見たわ(笑)。

いつも友達感覚のさっぱりとした関係の二人なので、ベタベタしたり手をつないでいるところですら普段はほとんど見た事がないほど。

こうして楽しいうちにリハーサルも終了。

その後義兄からおじいちゃんの席や私が座る席について少し話しがありましたが、結局更にその後彼女さんから席の問題は解決出来るので大丈夫とのお達しが。

リハーサルの後一旦それぞれホテルに戻り(義兄カップルも夕方から同じホテルにチェックイン)、それからホテルの近くの中華レストランにて関係者とその家族やお友達だけの内輪で夕食会。
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あいにくこの時は写真は撮っていません。
ランチの際、義母からディナーは摂らないと思うから今のうちにしっかり食べておいた方がいいと言われて満腹になるまで食べたのに、まさかのディナー…しかも中華(大汗)。

コース形式で、次々と大皿に盛られて料理が運ばれてきました。
お味はおいしかったです。

叔父家族はこの夕食会で合流。
ただしみんな浮かない顔…。

どうもおじいちゃんが疲れてしまって駄々をこねるように夕食会には出席しない!と言い張ってきかなかったらしく、おじいちゃんの態度に嫌気が差した様子(大汗)。
私達夫婦や義兄カップルの前ではそういう態度を見せないおじいちゃんですが、娘夫婦達に対してはつい一番近い身内だからか、きつい態度も取ってしまうこともしばしばあるようです。

夕食後、外は日が暮れていく空の様子が。
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雲の色がキレイ。

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レストラン内の大きな窓からもよく見えたカムループスの風景。
山の合間を縫うようにして流れているトンプソンリバーが遠くに見えます。

それぞれホテルに戻り各自自由行動。
私は翌日の用意などをしていましたが、連日の寝不足でいつの間にかそのままベッドの上で眠ってしまいました…(汗)。

旦那はというと久しぶりに会った幼馴染や友人達と一緒にホテルの駐車場にてしゃべりまくり、後で聞いた話、騒ぎすぎてホテルのスタッフから他のお客様からクレームがあったので…と注意されたそうです(大汗)。
大体真夜中のみんなも寝ている時間帯に駐車場で騒ぐのがいけないのよ、まったく…。


次回へ続きます。