Les Enfants Terribles.
昨日は自主練習に参加してきました。
入団時期が遅く、「練習が足りない!」と感じた新入団員達が、自ら指揮者や団長に掛け合って、練習に漕ぎつけたのです。
古参の先輩団員として胸を貸す、とまで偉そうなことは言えませんが、人数(てかパート)が揃わなければできないのが、合唱というもの。
練習台くらいにはなるよと、ちょっと上から目線で参加したのですが、これがなかなかどうして。
曲の解釈から、息の使い方、楽譜の読み取り方に到るまで、談論風発。
「初心のうた」終曲の「踊れる」という歌詞の歌い方を何通りか試してみてコンセンサスを作ったり、武満の「小さな部屋で」のイメージを指揮者に語らせてみて、楽譜に何を足して何を引くかを研究してみたり。
年齢の多寡に関わらず、アドバイスを与える姿も頼もしかったです。
指揮者がこのブログの中で、当団について、「お互いにこだわりなく自分をさらけ出して、音楽、対話ができる仲間」と述べていますが、まさしくこの"初心"を思い出させてくれた時間でした。
この時間は指揮者・藤田が理想とする「皆の想いが一緒になって、うねるような音楽」を生むことにきっとつながっていくでしょう。
非常に手前味噌で恐縮ですが、若手たちのエネルギーとスキル(含:時間管理能力)の高さに脱帽の一日でした。
(文責:中村太郎)
第2回演奏会から演奏例を載せてみました。
もう1年半も前の演奏ですが、更に当団を知っていただくために、演奏例を1曲追加します。
お楽しみいただければ幸甚です。
(ダウンロードに時間が掛かるかもしれません。予めご了承ください)。
ボイストレーナー: 飯田みち代
京都大学教育学部教育心理学科卒業。
在学中は「京都大学音楽研究会ハイマート合唱団 」に在籍。
日伊コンコルソ金賞、声楽を故引田リエ子、M・ランティエリ、S・ギオーネ、V・シュラバートに指事、オペラはC・スタニシェフ、C・オカルント、K・ブッシュに、歌曲をD・ルッツに指導を受けた。
飯塚音楽コンクール大賞他多くのコンクールで受賞、また、愛知県芸術文化選薦を受賞した。
日本人離れした容姿と声を生かしてオペラのレパートリーは広く、ヴェルディの『椿姫』のヴィオレッタ、プッチーニの『ラ・ボエーム』のミミとムゼッタなどといった古典的オペラから、リヒャルト・シュトラウスの『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタなどの後期ロマン派やベルグの『ルル』のルル役(日本初演)などの12音技法や間宮芳生の『夜長姫と耳男の夜長姫』などの無調のものまである。
近年はサントリー音楽財団創設40周年記念公演村上春樹原作・望月京作曲 オペラである『パン屋大襲撃』でもヒロインを日本初演し、琵琶湖ホールの『ルル』でも、『歌唱力抜群で、陰陽自在な発声で多層の女性像を魅力的に描き出す、驚くべき才能』(音楽現代より)などと、絶賛された。
また、コンサート活動も活発で日本国内のみならず、イタリア・ドイツ・オーストリアにてもリートリサイタルや各種コンサートに出演している。
『飯田みち代愛を歌う』『Michiyo Iida singt Richard Strauss und Alban Berg』(プライザーレコード)『前田佳世子歌曲集』などがリリースされている。
二期会会員。当団ボイストレーナー。