口内炎とステロイドとジスロマック。 | tastes of HONEY and her friends

口内炎とステロイドとジスロマック。

わがやの高齢猫ちーちゃん。
7,8年前に縁あってわがやの家猫となりました。
なつき始めた3,4年前から口内炎を患いました。通院のきっかけとなったのが、食欲の低下です。
始めの2年くらいは、抗生物質の投与で良くなり、口内炎再発し、を繰り返していたのですが、あるとき全く薬が効かなくなり、3週間は持続するというステロイドの注射に治療が変わります。
その注射も、始めのころは魔法のように、1ヶ月以上の効果の持続がありました。徐々に効果が落ち、もって2週間、もたないと1週間、という時期を経て、ついにステロイド注射が全く効かなくなりました。効かなくにった期間も、ステロイドの効果があるとされる3週間は必ず待って次の注射を打っていました。そのため、効かなくなったころは、どんどん弱るちーちゃんを見て、とにかく辛かったのを覚えています。
この頃、抗生物質を変えたり、短期ステロイドにしたり、補液を加えた治療をしました。補液は少し効果がありましたが、1ヶ月半もするとまた何の反応もしなくなります。これが今年、2016年の4月はじめのころ。

個人的にはすでにステロイドの効果はまったくないどころか、副作用が免疫抑制をしているせいだと何か確信があり、まずはインターベリー(インターフェロン)の投与を獣医に相談。投与したところ、明らかな効果が見えました。絶食していた猫が、少しでも缶詰を口にしたのだから。
しかしすぐに悪化するため、ネットで調べて効果があると書き込みがあったジスロマックを試します。すると、またまたさらに好転の反応が見られました。獣医はステロイドの継続を進めましたが、この臨床結果から、ステロイドの投与は意味がないどころかマイナスの可能性もあるとして、とにかく断り、消炎剤にシフトしました。
この頃から、カリカリすら食べるようになり、消炎剤は腎機能などへの副作用を考慮し投薬をやめました。
調子は上向き、しかし、今度は食べると嘔吐するようになり、吐き気止めの投与も同時に行います。4月半ばになりますが、投薬はジスロマック、インターベリー、吐き気止めセルニアの3種で、5月7日まで続けました。
嘔吐もなくなり、カリカリを食べるのが普通になりました。
ガリガリな体は肉がついてきて、バサバサになった被毛にツヤと柔らかさが戻りました。
投薬へのストレスがかなり強くなっていたため、ジスロマックと吐き気止めの投薬は5月8日を最後にしました。
そのあとは、インターベリーであれば薬の嫌な味がしないので、御飯に混ぜて与えています。今日、からども被毛もふっくらとして、たまに口は痛そうにすることはあってもカリカリを元気に食べています。

ステロイドの危険性を謳うサイトは多いですが、実際に止めて良くなっていく情報を見たことがなかったので、参考までに、かきのこします。

薬から離れてみるのも一つの方法になるかもしれません、ちーちゃんは少なくとも奇跡的にマッチしました。何しても治らないのはかなり頭を抱え悩みましたが、諦めないで良かったです。

なお、ステロイドをとつぜんやめるといけないケースもあるので、必ず獣医に相談して下さい。