アンケートのご報告 | 新潟保養プロジェクトのブログ

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新潟で放射能からの子ども保養活動をしています

夏におこなった保養拠点についてのアンケート、結果報告が大変遅くなりました。回収できたアンケートは、全部で21枚。なかなかにさみしい結果ではありますが、それでも福島在住の方から率先してご協力いただけた事、とても感謝しております。
 アンケートというよりは、先ずは保養拠点ありきの感想集のような結果です。皆さんが自由に書き込んでくださったので、そちらを原文のまま掲載してご報告と致します。

集計総数 21枚
(内訳) 新潟市 2 ・ 福島市 2 ・ 伊達市 1 ・ 亘理町 1 ・ 相馬市 1 ・
 いわき市 1 ・ 二本松市 1 ・ 郡山市 8 ・ 会津美里町 1 ・ 
須賀川市 2 ・ 矢吹町 1 ・
    
1 一時的に新潟に宿泊できるような施設を希望しますか
  ・大いに必要だと思います(中条、巻、五頭等 少年の家の利用活用も)(新潟市)
  ・希望します。様々な保養の情報がありますが、近隣の県への保養しか利用できません。土地勘
   もないため情報交換も大切になってきます。限られた条件の中で有効に利用したいと思います
ので、そのような施設はとても助かると思います (福島市)
  ・強く希望します。震災後2年くらいはそういう活動も多かった気がしますが、今は少なくなり、自費で高額なホテルや旅館に泊まるのもできないので困っています (伊達市)
  ・希望します (亘理町)
  ・希望します (相馬市)
  ・強く希望いたします (福島市)
  ・希望します (いわき市)
  ・希望します。自主避難でも、完全に移住(転校など)しないと行政の借上げ住宅は借りられない。子供達のリフレッシュや外遊びの為に週末だけ滞在したくても費用的に無理であるため
                                   (二本松市)
  ・あったらぜひ利用させていただきたいです (会津美里町)(福島市から県内避難中)
  ・希望します (須賀川市)
  ・します  (郡山市)
  ・希望する (郡山市)
  ・外遊びが思いっきりできるような一時的な体験の場(あまり長すぎず短すぎない3~4泊位、又は7泊など選べると嬉しいです)があるといいです。私としては3~4泊位だと家を空けすぎず、参加しやすいしありがたいです。 (矢吹町)(郡山から県内避難中)
  ・とても希望します!家族で宿泊すると経済的に負担があり、なかなか行けません。子どもが小さいと保養キャンプも対象外で行けません (郡山市)
  ・します!!新潟へ自主避難していて戻った方々も沢山いるし関東方面より新潟の方が汚染が少ないので新潟の保養はありがたいです (郡山市)
  ・新潟でお友達になった方々に会う機会になるので是非希望します (郡山市)
  ・希望します (郡山市)
  ・希望します (郡山市)
  ・簡単に利用できる施設があると助かります (郡山市)
  ・希望します (須賀川市)

2そのような施設があればりようしたいと思いますか 
    全員の方が、利用したいと書いておられました

自由コメント欄
  ・このような保養の企画をありがとうございます。周りでなかなか情報の交換をするのは難しい状況にあります。同じ思いの人が気兼ねなく情報の交換ができ、たくさんの人で情報共有ができればといつも思っています。
  ・福島県内では、積極的に屋内遊技場がオープンしています。しかし、育ち盛りの子ども達が青空の下でのびのび遊べないのは残念です。安心して新潟で遊ばせることのできる機会を、少しでも多くの人に与えて下さい。お願いします。
  ・長期休みだけでなく、年間を通じて週末などの休みにも利用できる施設があるといいと思います。
  ・国や県の判断は避難区域外(自主避難区域)。子供達の心には、必ずしも避難がプラスではありません。うちは、週末を中心に子供達を県外へ連れて行って外遊びをさせてきましたが、資金が続かず今年は我慢の日々です。国の除染は遅く、2011年秋には自費で自宅の除染を行いました。それでも国の言う年1mSV以下はとうてい遠く、家のなかでさえ毎時0.4μSV以上の日々が続きました。(最近は少し下がりましたが)。家を建てて3年目のことでどうにも困りました。同じ方はたくさんいます。これが現実です。
  ・保養プロジェクトを企画していただきましてありがとうございます。被曝を気にせずのびのびゆっくりさせていただきたいと思います。
  ・子供達が福島にいては経験できないことをさせてあげられる場があったらなと思います。
  ・除染前自宅の庭は、1.54μSV/h  近所の公園除染後でも、0.5μSV/h

以上です。皆様ご協力ありがとうございました。

<補足>
2012年より3回開催してきた保養企画ですが、行政にその必要性を認められつつあります。
このアンケート結果を保養滞在者の実績と共に、行政機関へ報告してまいりました。
(氏名、住所は削除してあります)
どのような支援政策も、それを実現する原動力は、要望する住民の声であろうと思います。