ふくしまっ子事業要望書提出の報告その1 | 新潟保養プロジェクトのブログ

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新潟で放射能からの子ども保養活動をしています

2015127日に福島県知事、同月8日に復興庁(東京)及び文科省を訪問し、「ふくしまっ子自然体験・交流活動支援事業の存続と予算増額及び制度の拡充を求める要望書」を提出しました。


311受入全国協議会 保養促進ワーキンググループ世話人

福島の子どもを招きたい!明石プロジェクト代表 小野 洋

さんの報告を掲載いたします。

新潟保養プロジェクトは、8日の提出に参加しました。


※なお、復興庁の予算概算の概要が、以下のサイトに掲載されています。

http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat8/sub-cat8-3/20151224110605.html

 ふくしまっ子事業の継続については明記されています。

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(127)

□福島県知事

<対応された方>

 総務部秘書課長  久保克昌氏

<久保氏の発言>

・放射能の不安から子どもの運動不足等の問題があることについては認識している。

・教育庁社会教育課が担当している。現状について、社会教育団体等の活用が増加傾向であることも聞いている。

・ここでの回答はできないが、知事には伝える。

<所感>

・予想通り、形式的な受け取りではあったが、事前に担当の社会教育課に問い合わせ状況を調べるなど、誠実、丁寧な対応ではあったと思う。

<プレスリリース>

・県庁内で記者会見を行った。出席した記者は一名ではあったが、映像が記録されて、それをもとに福島民友が記事にした。(出席した朝日の記者が記事にしたかどうかは不明)

<参加者>

佐藤 洋  TEAM毎週末みんなで山形(山形県)/うけいれ全国共同代表

小野 洋  福島の子どもを招きたい!明石プロジェクト(兵庫県)/うけいれ全国保養促進ワーキンググループ世話人

Nさん  福島ぽかぽかキッズ (福島) メンバー

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(128)

□復興庁

<対応された方>

参事官補佐 小野山吾郎氏

<小野山氏の発言>

26年度からの継続事業に関しては削減はないが減額の方向で考えている。

⇒稲見さんより、継続事業とは何を指すのか、減額の理由は何かとの質問に対し

書類を持ってこなかったためわからないと返答、例えば継続事業とは見守り、健康相談、仮設のサポート等があり、ふくしまっ子もその中に位置づけている。

28年度は復興予算全体は増額されるとの事。継続事業の減額に関して詳しい説明はなされなかった。

<要望側として>

必要性を強調し、予算減額されないよう強く働きかけてほしいと伝える。

□文部科学省

<対応された方>

生涯学習政策局青少年教育課 青少年体験活動推進専門官 湯澤 麻起子さん

生涯学習政策局青少年教育課 事業係 嘉数 松悟さん

<湯澤氏の発言>

・要望①事業継続と増額について

27年度からふくしまっ子の予算は復興交付金に含まれているため、28年度も同様に復興庁から財務省への要求となる。

(事業自体は文科省の担当事業であるため、必要性等は復興庁へ要求できる立場である)

・要望②意見交換について

→昨年同様説明会は開催の予定である。

・要望③心身リフレッシュの保養も目的とすることについて

→自然体験事業のため、リフレッシュと心身の健康と線引きは難しいが検討の必要はあると思う。

・要望④県外での移動教室実施について

→関係機関と連携して進めていく

<復興庁・文科省参加者>

・佐藤 洋 TEAM毎週末みんなで山形(山形県)/311受入全国協議会共同代表

・小野 洋 福島の子どもを招きたい!明石プロジェクト(兵庫県)/311受入全国協議会保養促進ワーキンググループ世話人

・鈴木 国夫 福島の子どもたちとともに・世田谷の会(東京)

・須藤 美都子 新潟保養プロジェクト(新潟県)

・渡辺 直子 新潟保養プロジェクト(新潟県)

・福島県から避難された方 (新潟県在住) 

・矢野 恵理子 福島ぽかぽかプロジェクト/FoE Japan(東京)

※復興庁・文科省とも、川田龍平参議院議員秘書の稲見圭氏が紹介、同行してくださいました。

<プレスリリース>

 社会新報に記事掲載

<写真>