<<ブログ 324>>
11月政府から経団連への「賃上げ要請」に素直に素直に感じること
賃上げは政府が要請要求していくことなのだろうか?
今の日本
ここ数年での日本の影響力は低下している
日本への「あこがれ」を持つ外国の人たちも減少しているのでは
「時間ものさしだけの『働き方改革」の見直しが必要
「楽しく仕事していくには」をものさしに
⇑ ⇩
「日本人、もっと楽しく身体・頭そして心にたくさんの汗かいて働かないとまずい」のでは・・・・日本人もっと働こう、素直にそう感じています
~私の想い~ by入道
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回も東京秋葉原のアトリエを基地として世界への羽ばたきをされている
私の歳の離れた友達、画家の田中拓馬さんがご厚意で
ニューヨーク出張から帰国してすぐに素敵な挿絵を画いてくださいました。
拓馬さん、コロナ状況下でのニューヨーク出張お疲れ様でした。
そして「ありがとうございます」!!!!!
田中拓馬さんのサイトも訪ねていただければと思います。
http://tanakatakuma.com/
https://ttakuma.thebase.in/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●先の10月31日投開票の衆議院選挙が終わり、岸田内閣がスタートしていますが、この選挙期間中そして新内閣スタート直後から、゜あること」に対して「おかしいな」「大丈夫なのかな日本」と感じ続けています。
●「日本、このままでは国際社会のあらゆる分野で日本の影響力はどんどん低下していってしまうのでは」、と感じ続けています。
●そして・・・・嘗てはたくさん存在していた「日本にあこがれを持つ外国の人たち」、現在はどれだけいるのだろうか?やはりどんどん減少してきているのでは・・・・?いろいろなことが心に湧いてきています。
「あること」・・・・・・それは
◆選挙期間中、立憲民主党の公約として声高々に掲げた「所得を分配して『一億総中流社会』をとりもどす」。
◆そして選挙後、岸田政権がスタートしてから政府が企業側に要求し始めている「企業はぜひ賃上げを行っていただきたい」の動き。
●これって両者ともに「おかしい」「おかしくないかな」と思っていた時にふと心によぎったのが今年8月に中国の習近平国家主席が「スローガン」として掲げた「共同富裕」と似ている、同じなのでは?と言うことでした。
●中国は国家主導の「共産主義・社会主義の国」、そして日本は「資本主義・自由主義の国」。
●国家体制の成り立ちが異なる二つの国なのにほぼ同時期に「同じようなスローガン?」はどうして?そんな想いになりました。
●ちょっと時系列的に並べてみます。中国の「共同富裕」が早い、のです。
・2021年8月17日 中国 習近平国家主席
「共同富裕」は社会主義の本質的な要求、と宣言
・2021年10月19日 立憲民主党枝野代表 選挙第一声
「所得を再分配し一億総中流社会を取り戻す」
・2021年11月10日 岸田首相 記者会見
「私が労使の代表と向き合い賃上げを促していく」
・2021年11月15日 萩生田経済産業相 経団連会長に要請
「経済の回復が業種によって差が開く「K字」の構図が
鮮明となる中、好業績の企業はぜひ賃上げを行って
いただきたい」
●日本・・・与野党ともに中国のスローガンに影響受けて、のものなのでしょうか・・??
●そんなことはないと思うのですが、共産主義と資本主義の二つの国でほぼ同じ時に同じような動きをしている・・・・先のように時系列的に並べるとそうなってしまいます。
◆日本は資本主義・自由主義の国。中国は共産主義・社会主義の国。
◆かつて学んだ知識では、共産主義の国は「資本や財産をみんなで共有する平等な社会体制」であり、「財産などは国のものでありみんなで共有する」。
◆一方で、日本・資本主義の国では「個人や企業が利益を追求する「自由競争」の下で社会全体の利益も増加させていく体制の国であり、「働いたらその分だけ報酬が得られ、個人や企業が財産を所有することができる」。
◆中国との対比はこのブログで書きたいこと主題ではないのでここまでにしますが、時系列に観て感じたことを書いてきました。
★賃金を上げて。政府が要請している給与水準アップは単純に「企業業績アップ」が第一です。
挿絵は田中拓馬画伯 画
★企業業績が上がれば給与水準が上がり、業績が下がれば給与の上げ幅は小さくなるか据え置き・・・・。
それが「あたりまえ」のことなのでは。
★業績に関係なく「各社一律に給与を上げていく」そんな動きはありえない、改めてそう思います。
★国が「各企業の給与」を決めるのではなく、また決められるわけはありません。
(中国はそれができる体制の国なのですが、日本はそうではありません)
★なのになんで・・・中国と似たような、同じような動きをしているのだろう?と考えます。
★野党が毎日毎日「一億総中流社会を取り戻す」と声高々に国民に訴えかけていて国民の心も揺れたと政府も感じているから??なのでしょうか。
●繰り返したいと思います。
賃金を上げる、その入り口は単純「企業業績を上げていくこと」です。
●土台の「日本経済を活況化していくこと」だと「あたりまえ」に思います。
●そのために「企業活動活性化」のバックアップ策・支援策を「国」として「日本の政府」として「何」を実施していくのか、「どんな動き」をしていくのか、この動きが必要なことなのでは。
●加えて・・・ブログに何度も書いていますが、「日本と言う国をどんな国にしていくのか」「どんな国を目指しているのか」を明快に国民に示していただきたいと思うのです。
●前記の「企業業績アップ」支援も「どんな国にしていきたいのか」が初めにあって、その実現のための一つの手段となるはず、なのですから。
●それなくして「賃金上げて」の単純な動きは不自然すぎる、そう感じてなりません。
●日本人の給与水準が上がらない要因、私は政府が主導的に動いていた・いる「働き方改革」の動きがある、そう正直に感じています。
★日本人の働き方について、日本ではコロナ禍以前に「働き方改革」の名の下で「ほぼ『働く時間短縮・休みの時間/日の増加』、単純に「働く時間短縮」を国主導で行ってきています。
★コロナ禍は確かに日本の企業経営に大きなマイナスを与えていますが、本当にこれだけなのでしょうか。
★私は「ほぼ時間、働く時間の短縮」をものさしにして動いてきた「働き方改革」にも大きな「原因」があるのでは、と感じています。
★日本を改めて、再び「身体と頭そして何よりも心にたくさんの汗を流していく働き方を認め合い、そして報い合う国」にしていきたい、そんな国にあって欲しいと強く感じています。
挿絵は田中拓馬画伯 画
働く動きとはby 入道
①心 感じる(こうしたらいいんじゃないか)
②頭 感じたら「考える」(どうしたら実現できるのか)
③身体 考えたら「動く」
★ただし、それは「楽しく仕事をしていく」ことを前提としたいとも思います。
★だからこそ、今度は「時短」ものさしでなく「楽しく働くには」をものさしとしての「働き方改革」に国を挙げて取り組んでいくことが必要なのだと感じてなりません。
★身体と頭そしてなによりも心にたくさんの汗を流した人がたくさんの「報酬」を得られる、そんな当たり前の国、「日本」に。
★「身体・頭・心」に汗を流さずに「楽(らく)して」金儲けをする人たちを褒めたたえるような風潮、「楽(らく)してお金を得たい願望」から早くひとり一人が抜け出してある意味で「あたりまえの人間の集まり」の国、日本であって欲しいと願います。
●いつ頃から、なのでしょうか。
●たくさんの「夢」を持って、「総意工夫の積み重ね」で「新技術」「新商品」を生み出して、世界に提供していく動き・・・・そしてひとり一人の日本人が一生懸命に働くことでその「夢」を一つひとつ実現していく、そんな日本人らしさを見失った、どこかに置き忘れてきてしまったのは。
★多分・・・・たぶん・・・・それは今回の衆院選で立憲民主党が言葉にした「一億総中流社会を取り戻す」、この「一億総中流」と自分たちを称した頃から逆に「日本人らしさ」を見失っているのでは、私そう思っています。
★戦後の立て直しからたくさんの先人たちみなさんが正に身体と頭そして心にたくさんたくさん汗して構築してきた日本。
★私が所属している「団塊世代」時代・・・世の中には「24時間はたらけますか!!」のコマーシャルが流れていました。
★ひとり一人が身体と頭そして心に沢山の沢山の汗を流し、企業がその汗を結集していくことで日本は技術第一国、新製品新商品は日本発・・・もはや今は死言となってしまいましたが「made in japan」が世界の中で大きな価値を持っていた時代。ブランドだったのです。
★時間的には「今と比べ者にならない長時間労働」なのですが、みんな活き活きしていました。「楽しく仕事していた」のです。
挿絵は田中拓馬画伯 画
★一生懸命働くことが収入増につながり、収入が多くなることで自分そして家族の「夢」を一つひとつ叶えていったのですから・・・。
★そんな先人達の残してくれた「これまでの財産」を使いきってしまっている、かつての大企業も傾き再編成の最中・・・そして、日本全体がそうなってきていることに気づかないとマズイ、本気でそう思うのです。
●一億総中流!!
朝から晩まで身体中汗まみれにならなくても日本に居れば自分も家族もちゃんと生きていける・・・・そんな感覚にみんななってしまった時から、なのではと思うのです。
●それは別の言い方をすると、大切な仕事なのに・・・世の中に「3K(きつい・きたない・きけん)」仕事への「嫌悪感」?が漂い始めた時期と一致するのではとも思います。
★日本人、再び「一生懸命働く」になりませんか。「一生懸命になれるような仕事の仕方」「楽しく仕事できるような新たな仕組み形成」等々、「労働時間短縮ではない」「楽しく」を「ものさし」としての「働き方改革」に取り組むことが必要、改めて私は強くつよく感じていますが、どうでしょうか。
挿絵は田中拓馬画伯 画
★国際社会をリードする国「日本」。たくさんの外国の人たちから「(富士山等観光以外で)日本に行きたい」「日本で勉強したい」「日本で働きたい」「日本人と友達になりたい」・・・・・妙な表現になりますが「あこがれられる国、日本」を形成していたきいと思います。
★そのために「政府」「国」として「何をするのか」を与野党一緒になって考え続けて、議論途中では意見相違はあっても「決定」したら再び国会一丸となっての動きにぜひ!!!!
そして追記的に
★国民の祝日数世界一。更に祝日と祝日の谷間の日の「国民の休日」もある!!!!
コロナ禍前2017年には「金曜日」は早帰りを国を挙げての動き「プレミアムフライデー」そしてもありました。そして、OECDデータでは2016年の労働時間「日本は22位」・・・・日本はもう「働き過ぎの国」ではないのです。
有給休暇をしっかりと取れるようにする等、「楽しく働く要因のひとつひとつを」各企業が実施し、働く人たちの心身衛生をしっかりと考え実施していけば、週休3日等々、もう今以上に休みを増やすことは必要ない、のでは。
これも私のかねてからの正直な想いの一つです。
★最後に・・・・
働く動きとはby 入道
①心 感じる(こうしたらいいんじゃないか)
②頭 感じたら「考える」(どうしたら実現できるのか)
③身体 考えたら「動く」
今回も最終行にまでお眼を進めていただきまして
ありがとうございます。
日本が世界をリードしていた、日本に学べの言葉が世界に満ちていた
資源がない国、日本が世界からあこがれの心でみられていた
それは
働くひとり一人が「心に感じ、感じたら考え、考えたら動く」の
働くループを繰り返していたからなのだと
私は自分自身の会社所属時代を顧みて思い続けています。
怒られるかもしれませんが
「日本人もっと働こうよ」本気でそう思っています。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(入村道夫)