減農薬のりんご栽培

減農薬のりんご栽培

(木村秋則氏の自然栽培に近づくために)


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ふじの味が金曜日6日朝に整いました。


完熟です。


甘さと酸味の完全バランス、凝縮感とキレも昨年並みに最高レベルです。





10月31日 朝



味は、50%減農薬で昨年まで栽培していた時と同じになりました。



黒い班は 黒星病の跡です。


皮の下の果肉に影響はありませんので、黒班の部分だけ剥けば食せます。


















販売サイトの BASE にて 秋映 を 販売開始いたします。

http://rainbow777.theshop.jp/



カートに入れるか、または メールで御注文をお受けいたします。

issakasimov&yahoo.co.jp   ( &を @ に変えてください)

・・・・直接 上記宛も可です。


送料は別途必要になります。




この後は 11月に ふじの販売となります。


JAS有機栽培ベースの 超低農薬 ふじ は まだ良品の数が判りません。

大幅に農薬散布を減らした影響により、黒星病など実の皮に黒い点や赤い発疹が残ったものが多数発生することがわかっています。
これはその部分の皮を剥いていただければ、下の果肉には影響していませんので、安心して召し上がれます。

これらは 「訳あり品」 として 価格設定し販売したく思いますので、よろしくお願い申し上げます。



色付きが進み、かなり赤くなってきましたので、20日以降の収穫開始を見据えて袋外しをしました。

秋映

シナノゴールド、

紅玉



ふじ以外は、既に薬剤散布を終えています。










9/5  第8回 散布

慣行栽培 4反歩    


殺菌剤 ストロビー

殺虫剤  フェニックス

展着剤  アクロス



9/6


JAS有機栽培ベース 1反歩


殺菌剤  コサイド 3000 (水酸化第2銅)

固着剤  ペタン V     (パラフィン ワックス)



昨日 土曜日は深夜・早朝の雨もなく、無風のベストコンディションでした。

慣行栽培園は 例年9月中旬を最終散布としています。
秋映もありますが、9/20以降の収穫ですから 2週間経過しますので、残留問題は生じません。

仮に10日を過ぎる散布日程の場合は、収穫が近づいてますから慣行栽培園の秋映には散布しません。


JAS有機栽培ベースの園も、今回で一般薬剤の使用は最終回となります。



* ふじ

9月下旬と10月上旬に食酢散布を予定します 


慣行栽培園のふじにも、今後もし多雨ですと病気発生の怖れが大ですので、天候により食酢を追加散布します。



* 紅玉


2-3日中に落果防止剤を手散布します。

1本のみで300個程度ですから、手散布で一つ一つの実の つる にかけます。

成分はジクロルフロップ、または、ナフタレン酸ナトリウム など。


紅玉は、ここから糖度が加わり熟しが進むにつれ、収穫前=完熟手前のタイミングででボタボタと落果します。

つがる、紅玉、千秋、秋映(赤黒く色づくまで待つ場合)なども同様の性質です。
つがるを交配した品種は、落果の性質を伴います。

従いまして、これらの品種には収穫1ヶ月前頃に、落果防止の薬剤を散布して、つる(へた)に離層ができるのを防いで樹上で熟すようにします。

一部 20-30個には使用せず、落ち具合を確かめます。
今年落る数が少なければ、来年から不使用とします。

果たして、薬剤の一層の減少、SSなど重機械を園に入れないことで、樹の生命力が上がるなど等の効果で落果もしなくなるのかどうか?

(自然栽培に移行すると、完熟前の落果症状はなくなる・・・と青森木村さんは言っています。)



* 秋映

赤黒くなる10月10日頃まで待って収穫しますと、酸味が後退して甘いだけの 梨のような味わいになりつまらないので、私は9月25日~10月5日 迄に収穫するのが、一番味わい深いと思ってます。

その場合、早めの収穫ということで、落果防止剤は不要だといわれています。

ところが、かなり落るのを見てきましたので、昨年まで手散布してきました。

本年は、本日が薬剤の最終と決定しましたので、秋映には落果防止剤を使用しません。

早めの収穫時期ですし、黒星病問題もあり多めに実を付けさせていますので、多少の落果は許容範囲とします。

(台風や強風が収穫前にありますれば、落果防止剤を使用していると離層ができませんから、落ちにくいでしょう。
散布していないと、かなり落とされる危険はあります。)



ふじは、完熟しても落ちませんので、落果防止剤の散布は不要です。

本日 8月23日  早朝5:30より


殺菌剤    Zボルドー (硫酸銅) 

薬害防止用  クレフノン (石灰)

展着剤    ササラ


7月20日に実施した IC412ボルドー (硫酸銅+石灰) の1ヶ月の効果が切れますので、ここで殺菌効果を繋ぐための散布です。

Zボルドーは成分は同じですが、銅イオンの溶出機序が違いまして、効果は2週間で他の一般の薬剤と同じです。


次回は9月6日 頃

水酸化第二銅 コサイド3000 + 石灰 を 固着剤ペタンVにて予定してます。

そして、9月末と10月中旬に 食酢散布にて今季を終了します。


袋掛けした秋映の袋が身の大きさで避けた箇所に、赤い発疹があります。

赤星病か?

そうであれば、症状はこの程度で収まりその下の実は食するに問題はありませんので、その箇所だけ皮を剥いていただければOKです。


また、春先の状態によって コルクスポットも発生しています。
皮がコルクのように肥厚化してます。
やはり下の実には影響しませんので、実は問題なく食せます。

50%減農薬から更に踏み込んで減らしますと、いろいろ今までにない症状が現れております。






本日早朝   4反歩


殺菌剤 ベフラン (主に輪紋病対策として、この時期に選択)


展着剤 アクロス


殺虫剤 なし



お盆前 9日に殺虫剤はロディーを使用しましたので、今回は省いてます。

次回 最終回の散布に フェニックスを使用する予定です。


お盆を景気に気温が下がり 深夜早朝にかけては20℃程度、雨は降りますから
乾燥しすぎず、ナミハダニが再び繁殖する怖れはありません。




次回  9月6日 あるいは 13日    今季の最終散布となります。



画像  左 さんさ    右 つがる  

今が完熟で味のピークです。

色付きが浅くとも、既に 味はベストの位置なので収穫しなければ樹上で味が落ちていきます。








8月9日 早朝


殺菌剤  オキシラン ( キノリン有機銅 )

殺虫剤  トディー  ( 合成ピレスロイド系 )


展着剤  アクロス



秋口から10月一杯までに発生するキンモンホソ蛾、ギンモンハモグリ蛾対策の殺虫剤の散布がこの時期必要です。

殺菌剤は定期の2週間置きをリレーで繋ぐためです。



次回は2週間後の 25日前後。


先週ののナミハダニ対策 ダニゲッターの散布で葉の吸汁被害は限定的に留まっています。

昨日見回ると、他に数カ所の被害がありましたので、先週の散布をしなければ、4反歩全体後半に広がっていたことでしょう。

ダニ剤は個体数を減らす効果であり、猛暑の高温乾燥が続けばまた繁殖して勢力を盛り返す怖れがあります。

お盆明けも降雨がなく現在の高温乾燥が続くようですと、スターマイトを月末に投入せざるをえません。
予報では、お盆頃から上が30℃程度、下が20℃に下がるようですので、そうあることを期待します。



88歳の親父が8月に入って草刈りをしていませんので、ダニは下草の根元で安住していることを期待します。
JAS有機栽培ベースの1反歩です。

8月2日 に 蛾の対策として スピノエース フロアブルを散布しました。


スピノエースは、放線菌由来のスピノシン(スピノサド)を成分とする薬剤で、蛾に特化しています。
自然界に存在する物質ですので、JAS有機認証されており、農薬カウントはされません。

対象は、ハマキムシ、ケムシ、シンクイムシ、キンモンホソガ・・・全て蛾です。


次回は、8月20日過ぎに 殺菌剤として、Zボルドー
殺虫剤は8月末あるいは9月上旬にBT剤の エスマルク とします。

9月中旬と10月上旬は 食酢を散布して今シーズンの散布は終了となります。


蛾の誘引トラップとして設置したりんごジュース+酢のペットボトルの中身を入れ替えました。